コンセプトは「大切な思い出をとじこめる」。
箱の中に思い出の品と写真を入れておき、箱を開けた時に思い出の品がライトアップされ、音声やミュージックが流れる仕組みになっている。思い出の品や写真を目で見るだけでなく、音声やミュージックなどの音として聴覚的に認識することで、より一層思い出が鮮やかに蘇るというものだ。
- 「笑顔を誘う」というテーマに沿って、「大切な思い出を閉じ込める」ことについて考えてみた。思い出を振り返る道具で便利なものは写真である。携帯やスマホの普及により写真を撮るという行為は以前にも増して老若男女幅広く行われ、大変一般的になった。インスタグラマーと呼ばれるような写真愛好家の数も爆発的に増えている。SNSやカメラロールから安易に写真を振り返ることができるのは大変便利な点である。しかしその分実体物として写真を手元に置いておく機会が減った。「写真を大事にする」という行為が「思い出を大事にする」ということと等しいなら、どうすればもっと写真を大事にすることができるのか、を考えてみた。
- まず初めに「思い出を大事にする」ために、実体物の写真に愛着が湧くようなものをイメージしてみた。イメージを膨らませる中で「サプライズボックス」という案が出てきた。その案を活かし「思い出を贈ってくれる箱」を作ることにした。
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