今日では、IoT(Internet of things, モノのインターネット)技術に対する関心が高まり、世界的にも「IoT化」が様々な分野のサービスで行われている。
ここで、今回のプロジェクトの要である「しおりのIoT化」がどのような効果をもたらすのか、考えていきたいと思う。
- 本の歴史は、人間と共に進化してきた。紀元前かの有名なガリレオやダヴィンチなどは、自身の考えを本にまとめ(記録し)、その時代の民のみならず、今日を生きる我々に受け継がれてきている。宗教も活版印刷技術などによる量産化によって、その教え「経典」を急速に拡散する方法に用いられた。現代においては、本は「紙」という媒体から離れ、「音」や「電子化」によって新たな形となった。実際、あまり本を読まない私でも、どこでも自分のスマホで読める「電子書籍」で読むことはよくあった。
- 近年では、「インターネットリテラシー」などのテクノロジー使用のスキルが問われる中で、プレゼンテーションに始まる「自分で文章を考え、発表・記述する」に必要な語彙力・文章力も重要視されている。(現代になるにつれて、顕著に言われてきている)そこで、アナログな「本」と「デジタル」の橋渡しをするデバイスを作ることで、この双方に起因する問題を「デジタル」で解決する案として、今回のIoTプロジェクトを提案する。あと、自分の「読書しない病」を解決するためにも、この問題に取り組んでいきたいと思う。
Comments