チーム名:しおと

Created Date: 2020-08-15/ updated date: 2020-09-27
    Owner & Collaborators
    License
    Summary
    わたしたちが普段食べている食品には、
    思いのほかたくさんの砂糖がはいっています。
    そのため、知らないうちに取りすぎ、
    砂糖の過剰摂取が習慣化してしまってることがあります。
    このつみきで遊びながら、食品に含まれる砂糖の量を知り、
    ちょっとだけ意識してみませんか

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 「家庭」における課題や問題点などをチームで話し合い、
            様々な意見が出た中で、ジュースやお菓子などに含まれる砂糖の量を可視化し、
            教育に使えないかというアイデアを膨らませました。
            • 砂糖の量を可視化できる「なにか」を作成するまでの話し合いの中で、
              いろいろな課題や問題を解決するアイディアが出ました。

              ・洗濯物が乾いているか教えてくれるハンガー
              ・ゴミ出し忘れを防ぐ何か
              ・赤ちゃんサイズの手の何か
              etc.


              • 第1回セッション
                ・ペタリで困りごとをあつめる
                ・困りごとの種類でチーム分けをする
                ・アイデアスケッチを書いて発表する

              • 3Dデータ作成(モデリング)の練習

                ・TinkerCad講習をうけ、形にしてみました  前回はどんな困りごとがあるかをあげて、 「こういった問題を解決できるなにか」までしかできていなかったので、具体的な形をモデリングできる段階ではありませんでした。 今回はとりあえずTinkerCadに慣れるということを一番の目的として、前回でた「ハンガー」と「赤ちゃんの手」を合体させて「赤ちゃんの手がついたハンガー」をモデリングすることにしました。



              • 問題提起 子供がジュースを飲みすぎる
                ・自動販売機 コンビニ 手軽に手に入る 習慣化している⇒中毒性がある  
                ・砂糖が絶対悪というわけではないが、とりすぎはよくない
                ・できれば、小さいうちに習慣化しないようにしたい
                ・食育的に、親子で遊びながら、甘い飲料について考える切っ掛けになるようなもの! 
                ・角砂糖のブロックをたくさん作って、飲み物のカードでいくつ砂糖が入っているかクイズにするセットとかどうだろう
                       ・見えないものを視覚化することによって意識する切っ掛けに
                       ・3Dプリンタで作った角砂糖ならば、ベタベタしない
                       ・モデリングも簡単

              • 第3回セッションにて出てきた意見
                ・WEBの情報の扱い方  ⇒大事 次回のセッションでレクチャーをうける
                ・あまり小さい子供だと口に入れてしまい危険
                ・角が尖っていても危険
                ・いくつぐらいの親子を対象とするか?
                ・小学校の図書館に寄贈?
                ・どのような遊び方にするのか
                ・できればきちんとお片付けできる形状のものにしたい
                ・1日のどれくらいとったのかを意識させる使い方もあり

              • 内容
                情報の取扱いについてのレクチャーをうける
                ・報源の種類とその特徴 短所・長所
                ・ウェブの情報は誰がだしているのかが大事 匿名の情報はその情報について、根拠や責任を負わない
                ・メンバーにカードをつくるための情報を集めてもらう
                ・情報の根拠について正確性と統一性を持たせるために1冊の本の情報からピックアップする形にする

                ・使用した本 『まる見え糖質量ハンドBOOK その食品、角砂糖いくつ』  管理栄養士大柳珠美監修 宝島社 97848000274182


              • 製作に向けっての決定事項 ・白のフィラメントで1㎝各の角砂糖を100個
                ・カードとお片付けできる箱  MakerCase というサイトを利用して箱のデータ作成  https://ja.makercase.com/#/
                 箱・フタ・角砂糖がばらばらにならないささえをつくる
                 4㎜のMDFで作成
                ・カードのイメージ  紙に印刷してラミネート予定
                ・遊び方のルールを明確にすること
                 ⇒ここまで決定して、次回までに連絡を取り合いながら作成することにしました


              • ・様々な食品に含まれる角砂糖の量を、本で調べ表にしました。
                 大柳珠美 監修『まる見え糖質量ハンドBOOK その食品、角砂糖いくつ分?』2017.7.21発行
                 宝島社 
              • 参考にした本の角砂糖は3gで設定されてましたが、 1㎝各でプリントしてみるとイメージの中の角砂糖より小さい気がしました。
                やりきちんと実物をみないといけないと思い、 角砂糖を何件か探しますが、見つかりません
                今は意外と角砂糖ってないのかもしれません。

                (長男が見つけたので、買ってきてもらいましたが、なぜか3袋買ってきてくれました。  甘党の次男が、珍しがって大量の角砂糖をいれたカフェオレを作り続けて  あっという間になくなっていきます。  次男の砂糖の過剰摂取の啓発のために作っているのに、  なんかおかしい気がします)
              • 角砂糖の実物をみると、約1.5㎤で3.3gでした 。 1個3gなので、1.4㎤にしました。けがをすると悪いので2㎜程度角丸にしました。
                100個は時間的にも厳しいので50個にしました
                   出力機材は、3Dプリンタ AFINIA H800 
                 積層は0.15㎜で品質はノーマル 
                 時間は10個あたり約2時間
                 材料は白のPLA

              • 角砂糖
                ・角砂糖一個3gと想定、1.4mm角の模型を3Dプリンターで50個

                収納するケース
                ・角砂糖と角砂糖入れのケースのイメージをもとに、角砂糖入れをIllustratorで作成しました。
                (MDF4mm厚でのカットを想定)
                ・外箱は角砂糖ケースとカードを収納できる外箱と蓋を、手軽にサイズ指定してデータを作成できるMakerCase(https://www.makercase.com/#/)で作成しました。
              • 外箱の製作(箱・蓋・ささえ)
                メンバーから送ってもらったデータをレーザーカッターでカットしました。  使用機材は、  レーザーカッター Trotec/Speedy300(80W)  材料は、  MDF4㎜  箱サイズは、   120X220X29  フタサイズは   128X228X29 角砂糖がばらばらにならないようにするささえは、 4㎜1枚では、高さ1.4㎜の角砂糖が箱を動かすとばらばらになったので、2枚にしたところ安定した



              • メンバーがピックアップしてくれたデータを元にカードをつくりました。 家のプリンターが壊れていたうえ、 メンバーの設計してくれた箱が可愛かったので、紙から変更して、MDF2.5㎜に彫刻してつくることにしました。 イラストレーターで、シルエットのアイコンを作るのは初めてでしたが、意外と楽しかったです。
                 使用機材は、レーザーカッター Trotec/Speedy300(80W)
                 材料は、MDF2.5㎜
                 加工時間は、裏表で約1時間   1枚当たりのサイズは、メンバーの設計してくれた箱サイズにお片付けしやすいように、
                1枚あたり50X65mmに設定

            • 完成した角砂糖、ケース、カードを評価しました。
              • 角砂糖、ケース、カードそれぞれが完成しました!

              • ファブラボ太宰府にて、スタッフやユーザーさんに見せて、感想を聞きました。
                大人は意外とカロリーは気にしても、砂糖の量については気にしたことのない人が多く、 その量の多さに驚き、けっこう話が盛り上がりました。 もっと色々なもの、普段から習慣的に食べているものの量も知りたいとの事だったので、食品表示から凡その糖質の出し方を紹介しました。

                ・炭水化物-食物繊維=糖質
                ・食物繊維が表示されていないときカロリーから逆算して求める方法
                 タンパク質1g=4kcal  脂質1g=9kcal 炭水化物1g=4kca
                l  {エネルギー(kcal)-(タンパク質量gX4kcal)-(脂質量gX9kcaI)}÷4kcal
              • つみきは完成しましたが、まだ遊び方やルールについては、あいまいなままでした。 そこで、もともとは、子供(次男)が甘いジュースを飲みすぎるというところから、始まっているので、 このつみきの遊び方を一緒に考えてほしいと次男も巻き込むことにしました。

              • 遊び方 その1   砂糖の量をあてようクイズ
                カードをならべて、この食品に含まれる砂糖の量はいくつでしょう とクイズをだして、予想分を角砂糖でつんでもらう
                遊び方 その2   角砂糖積み上げ対戦
                カードを順番に1枚づつ引き、この角砂糖の量の分を積む 2列までは可 先に崩れた方が負け
                遊び方 その3   フタの上に残る角砂糖は奇数・偶数どっちでしょう
                フタの上に10個の角砂糖を落として、箱の上に残るのは奇数か偶数か賭ける
                食品に含まれる砂糖の量は、まったく関係ないが、単純ゆえに盛り上がる

              • 説明書
                子どもにもわかる遊び方の説明書を入れました。 大人が考える以外の遊び方が生まれることも期待しています。
                予備カード
                ユーザーさんの話から
                自分でもよくとる食品のカードを追加できるように、書き込める予備カードもつくりました。
            • 今回、食品に含まれる砂糖の量を調べて、というところから、視覚的に分かりやすいような形として、角砂糖、食品カード、説明書、それらを入れる箱までの、一式が完成しました。 自分たちのアイディアを複数のメンバーで形にすることを実感することが出来ました。
              • 今回のファブ3Dのテーマは、「ファブのあるまちつくり」なので、この作品を家庭の中だけでなく、多くの人に触ってもらえるところに置きたいと考えていました。
                小学校図書館で行われている文庫活動に寄贈して、来館する親子に触ってもらえたらと考えていましたが、残念ながら、今年は新型コロナとボランティアの不足から再開が未定とのことでした。 しばらくは、ファブラボ太宰府に置き、興味を持った人に触ってもらう予定です。
            Add Card Order

            References

              Usages

                Project comments