自分で食べれる3点セット

Created Date: 2023-08-30/ updated date: 2023-09-13
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Summary
Tさんは93歳の女性で、手根管症候群、脊柱管狭窄症、右変形性膝関節症を抱えています。過去にはご夫婦で畑仕事を行い、その後有料老人ホームに入所しました。性格はこだわりが強く、自己決定したいという意欲があり、料理が得意で自身で衣服を選ぶなどオシャレに興味があります。 認知機能は軽度に低下していますが、日付は把握していて日常会話も可能です。身体機能では両上下肢関節の可動域制限、全身の筋力低下、異常感覚があり、食事についてはスプーンを持ち、あご辺りまで運ぶことが可能ですが、食事の後半になるとムセが増える傾向があります。 彼女の日常生活での挑戦は、食事の際にスプーンを口まで運ぶことが困難なことです。これは右手のスプーンの把持が十分でない、全体的な関節拘縮と筋力低下、特に両肩の関節拘縮と筋力低下、さらに既存のスプーンの形状が把持しにくいためです。 Tさんはこの問題を解決することで、自分のペースで食事をすることができ、生活の満足度が高まると期待しています。また、解決することで、他にできることがないかという新たな視点を得られる可能性があります。

Memos

  • なぜこれを作ろうと思ったのか

    posted by Shoko-Era on August 30, 2023

    クライアントは手根管症候群・脊柱管狭窄症・変形性膝関節症などの疾患がありながらも元々は好奇心旺盛で、手先も器用、なんでも自己決定したいという性格の持ち主です。

    ADLはほぼ全介助ですが、1年程前まではなんとかスプーンを持って食事をとっていました。最近はスプーンを口に運ぶことができず介助に頼ることが多くなってきています。

  • 上手くいった点・いかなかった点

    posted by Shoko-Era on August 30, 2023

    うまくいった事・・・の補助具は、食材にスプーンが届きすくいやすくするのにうまくいった。

    かつてできていた左手で食器を支えたり、食材をスプーンに乗せようとする動作

    を引き出すことにもつながった。

    の補助具は、食材が乗ったスプーンを口まで届かせるのに、距離を縮める

    のに役立ち、の補助具と一緒に使うことで、上下の腕の運動が少なくても