できるだけコストを抑えるために市販の文具(PPケース)を加工して筐体にできないかを試した。これはこれで使えそうだったんですが、収まりが悪く出来がイマイチだった。一番困ったのはモニター画面のカット。カッターナイフではコーナー部が汚く、観音開きにしてレーザーカッターで切ろうと思ったが冷静に考えたらポリプロピレンはカットNG素材。このPPケース+MDFボードでの製作はあきらめた。液晶パネル+コントローラボードはAmazonで調達。
FAB 3D CONTEST 2018_カテゴリ2_8x9じぶん専用パソコン
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FAB 3D CONTEST 2018_カテゴリ2_8x9じぶん専用パソコン by ShuichiOkamura is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial-ShareAlike license.
Summary
子供に向けたIoT教育が始まって来ていますが、ツールとなるパソコンは最低でも5万円台以上でお子様を多く持つ家庭では出費が難しいと思います。そこで最近メジャーな存在になりつつある「ラズパイ」ボードを活用し小さなパソコンを作りました。筐体の作成が主な作業ですが、子供プログラミング教室のインストラクターと協力しながら徐々に完成へと向かっています。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- ラズパイケースはネジを使わず、簡単にとり外しができる構造で考えた。縦型にすることでスペース効率も良いように。GPIO端子に簡単にアクセス出来るようにスライドでフタ開閉。
- 前回モニターユニットは液晶モジュール・コントローラボード・セレクタボードが3枚に分かれていたので厚みがかなり必要だった。今回、ALIEXPRESSで基板直付を見つけたのでこのモジュールを採用。ラズパイボードのGPIOとも接続できるコネクターが装備されている。
- 普段使っているZW3Dmini(三次元CAD)を使って7インチモニターが収納できるサイズぎりぎりの大きさでデザイン。モニターを立てるためのスタンド別パーツを差し込めるように工夫した。
- 子供プログラミング教室「8x9」の吉田さんにラズパイケースに対しての助言を求めた。今の形状だとGPIOにアクセスすることは出来るが、GPIOの各ピンが何かがわからない。子供たちに理解しやすいように端子部に差し込めるように「GPIOシート」を作りわかり易く改良した。
- 指摘されたGPIOシートの切り欠きとケースがオモテ・ウラどちら側もホールドできるデザインに改良した。これもZW3Dminiで設計。
- 完成したモニター部はコンパクト・薄型で納得していたがスタンドパーツが別パーツを差し込む構造。収納する際につけ外しがあるので紛失の危険が。持ち上げると外れる場面も何回かあるよう。なのでスタンドが本体に収納できるようにデザイン変更。最近活動拠点として参加している「Fablab Kobe」のみなさんにもデザインに対してアドバイスもらいました。
- 当初デザインより少し大きくなったが何とかスタンドの問題が解決。3Dプリンターの良さは無限の完成度を求められる事。金型製造では考えられないくらい修正が可能です。みなさん3Dプリント楽しみましょう。
- 学習できるアプリ・Scratch・ラズパイ版Minecraft・Node-REDetc...ワード、エクセルなどとよく似た・Libreofficeもプリインストールされています画面は7インチ液晶解像度は1024x600最終的にはラズパイボードや電源、ワイヤレスキーボードを含め28000円で頒布できるように予定しています
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