マニュアル/レーザーカッター Speedy300

Created Date: 2018-08-13/ updated date: 2018-08-31
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    Summary
    trotec社製レーザーカッター/Speedy 300の使用マニュアルです。このマニュアルはファブラボ鎌倉での使用環境に基づいて作られているため、環境やバージョンによっては使い方が変化する場合があります 。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • レーザーカッターとは、レーザー光でさまざまな素材に
            • 彫刻(ラスター加工)
            • カット(ベクター加工)
            ができるデジタル工作機械です。 

            ▼製品の基本情報
            • メーカー:Trotec, オーストリア製
            • 製品名:Speedy 300
            • レーザータイプ:CO2レーザー
            • レーザー出力:30w
            • 稼働範囲:幅726 x 奥行き432 x 高さ200mm
            • ▼加工可能な素材
              • アクリル

              • プラスチック
              • 木材
              • 布地
              • 革(タンニンなめし)
              • ゴム(レーザー用)
              • 石(彫刻のみ)
              • ガラス(彫刻のみ)
              • 金属
              • デルリン
              • 発泡材とフィルター
              • フィルムとフォイル
              • 看板•表札用ラミネート

              ▼加工厳禁な素材
              • 塩化ビニール(レーザー光線の熱により、有毒ガスが発生する)
              • ゴム(レーザー用でないものは窒素含有のため発火の恐れあり)
              • 革(クロームなめし)(有害ガスが発生)
              • 発泡スチロール(発火の恐れあり)
              • 鏡(レーザーが反射する)
              • ステンレスミラーアップ(レーザーが反射する)
            • 加工の際には、ベクターデータやラスターデータを使用します。

              ▼使用ソフトウェア例

              ▼データ作成の注意点
              • カラーファイルの種類は「RGB」に設定。
              • カット:カット線は赤(R:255/G:0/B:0)のベクターデータにする。
                 線の太さは、0.3ptもしくは0.001mm以下に指定。
              • 彫刻:彫刻したいモチーフを、黒の塗りつぶしのベクターorラスターデータにする。
                 画像データ(jpg)を取り込んで使用することも可能。
          • 加工するデータが用意できたら、レーザーカッターに接続されたPCでデータを読み込みましょう。ここではCorel DRAWというソフトウェアを使用します。
              • Corerl DRAWを起動する。
              • ファイル>開く→用意したデータを選択>OK
              • 読み込んだデータの最終確認をする。
                →カットの場合、線が赤(R:255/G:0/B:0) の「極細線」になっているか?画面右下のペンのアイコンをダブルクリックすると、線幅と色を指定できる。
              • ファイル>印刷
              • プリンタ: Trotec Engraver v.9.4.2 が選択されていることを確認する。
                ※部分的に出力したい場合、出力したい部分を選択した上で [選択範囲] にチェックを入れる。
              • [環境設定]を選択。Trotec Engraver(プリンタドライバー)のプロパティ画面が表示される。
              • サイズ設定で、[Minimize to Jobsize]にチェックが入っている事を確認する。
              • [OK]をクリック。
              • 印刷ダイアログで、[印刷]をクリック。
              • Corel DRAWからデータを送信すると、Job Controlというソフトが自動的に立ち上がる。
          • PCからレーザーカッターへデータを送ります。
              • 画面の右側にあるジョブリストから、先ほど送ったデータをクリック&ドラッグして中央の画面へ配置する。
                ※ データを戻したいときは、逆に画面内のデータをクリック&ドラッグしてジョブリストへ戻す。
              • 加工設定を開くために、データ以外の部分をダブルクリックする。
              • レーザーの強さやスピードを、加工素材に合わせて設定する。
              • プロセスの彫刻になっている部分をクリックすると、カットやスキップに変更することができる。

                例: アガチス 3mm厚
                彫刻 :
              • Power / 60
              • Speed / 50
                カット:
              • Power / 95
              • Speed / 1.2
            • 加工したい材料の出力値がわからない場合、テストカットを行って適正な数値を探します。
              • テストカットの際は、出力したいデータの代わりに、ジョブリストの「test_pattern_cut_n_engrave.cdr」というデータをクリック&ドラッグして、作業画面の中へ入れる。
              • 何度か試行するときは、作業画面上のデータを右クリックして[ジョブの再起動]を選択するともう一度出力できるようになる。
              • 「レーザーカッターの操作」については、下記の手順に従ってください。
              • 本体左奥にある電源を入れる。
                 ※必ず蓋を閉めた状態で電源を入れること!蓋が開いているとと初期動作が起こりません
              • 自動点検動作が終了すると「ピー」と信号音が鳴る。
              • コントロールパネルの状況表示灯(緑色)が長く点滅するのを確認。
              • 画面右下の「接続」のアイコンをクリックする。
              • 接続が確立されると、ヘッドの位置が作業画面上に表示される。
              • 位置合わせ「X/Y」ボタンを使って、レンズ・ホルダーを素材の上に移動する。
              • 焦点合わせゲージをレンズ・ホルダー外側リングに掛ける。
              • 「Z」ボタン(▲)を押して、加工テーブルを上に移動させる。最後は細かくボタンを押して高さを調整し、ゲージが倒れたところで止める。
              • 焦点合わせゲージを取り出し、蓋を閉める。
              • 出力を開始する原点を調整する。
              • レーザーカッターの操作部[ ▶ ][ ▼ ] を使用し、素材の端にポインターが当たるようにヘッドを移動させる。
              • Job Control上で、原点を基準にしてデータを配置する。( データをドラッグして原点へ近づけると、データの角が原点に吸い寄せられて簡単に位置合わせができる)
              • 加工を始める前に、緊急停止のボタンを把握しておくこと。
              • 出力のアイコンをクリックすると、集塵機・コンプレッサーの電源が自動的に動作し、レーザー出力が開始される。
              • 加工中はレーザーカッターの側を絶対に離れないこと。
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          References

            Usages

            Project comments