木製消毒スタンド

Created Date: 2020-10-21/ updated date: 2020-11-06
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    Summary
    アルコール消毒時に、(ポンプを直接押すことなく)上方の押板(鍵盤)や下方の踏板(ペダル)で押し込む仕組みを備えた「ピアノ型スタンド」の普及タイプをご紹介します。
    更に支柱の高さを変えることで、お子様用としてもご利用いただけます。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

            • このスタンドは、入手性と加工性の良さから木材をメインに設計しました。手ごろな価格という点から、SPF材(通称:ツーバイフォー材)の使用を前提に寸法のご紹介をしております。

              他の材料をお使いになる場合は、(寸法を)その部材に合わせてアレンジしてください。
              また、床材はベニア合板を使っておりますが、工夫によりSPF材の組み合わせでも制作することができます。
            • 木材の他に、「蝶番」「ヒートン」「ターンバックル」などの部品を使用しますが、これらの全ては大型ホームセンター等で入手することが可能です。
              更に木材のカットにつきましても、(有料で)行ってくれる店舗があります。

              ※ 部品は一覧表に記載しております。

              ※ 消毒液ボトルは、下記寸法の範囲でご用意ください。
                幅:120mm  ×  奥行:110mm  ×  高さ:300 mm 以内
            • (鋸などによる)木材のカットの他として、①ドリル(刃径は3種類:φ5 / φ3 / φ2mm)、②プラスドライバー、③定規、④鉛筆、をご用意ください。

              ※ 電動工具をお使いになると効率的です。

            • 「①支柱」と「②補助柱」を、それぞれの蝶番固定用穴(3連)が上向きになるようにして、「⑬ネジ(4×60)」で固定します。(2箇所)

              ※この時に ネジは(最後まで締込まず)1センチほど残しておき、工程3)の床板のネジ固定の作業時に(お互いの位置の)バランスを見ながら締込むと良いです。
            • 「⑦床板」 の裏側の四隅に、「⑰クッションパット」を貼付けます。 

              ※ 貼る位置は、床板それぞれの縁から5~10mm 程度内側に貼ると良いです。
               
              ※ べニアは表裏の外観状態に差がある場合があるので、(クッションパットは)表側にしたい面の反対面に 貼付けてください。
            • 1)と2)で加工した支柱と床板を、「⑬ネジ(4×60)」で固定します。(4箇所)

              この際に 手順1)で支柱と補助柱を固定した2本のネジも奥まで締込みます。 
            • ◎本工程は、(補強柱部における)推奨の蝶番をスムースに動作させるための工程です。ここでは3mmの厚さでご紹介しておりますが、ご使用される蝶番によっては、不要な場合や 必要な厚さが異なる場合もありますので それに合わせてご対応をお願いします。

              幅20mm程度の「⑳両面テープ」を「⑧蝶番」の裏側(ネジ穴に、傾斜の無い面)に貼り、「⑱サポート板」を蝶番の孔を合わせて貼付けます。
            • 「③踏板」の表側面(完成品での上面)に、「⑲踏板カバー」を「㉒両面テープ」で貼付けます。

              踏板の裏側面に、4)で組立てた蝶番を「⑮ネジ(4x18)」で固定します。(3箇所)

              踏板の表側面に、「⑩ヒートン」をネジ部が隠れるまで締込みます。
            • 「④押板」の裏側面(完成品での下面)に、残りの「⑧蝶番」を、「⑮ネジ(4x18)」で固定します。(3箇所)

              同じく、「⑮PCプラグ短」を固定します。(2箇所)

              同じく、「⑩ヒートン」を締込みます。(この時、深く入れすぎると表側面にヒートン先端が飛び出てしまうので注意してください。)
            • 「⑤台座」に、「⑥筋交(2枚)」を、「⑭ネジ(4x20)」で固定します。(4箇所)


              ※この時に ネジは(最後まで締込まず)1センチほど残しておき、工程13)のネジ固定の作業時に(お互いの位置の)バランスを見ながら締込むと良いです。
            • 支柱に、6)で組立てた押板を、「⑮ネジ(4x18)」で固定します。(3箇所)
            • 支柱に、5)で組立てた押板を、「⑮ネジ(4x18)」で固定します。(3箇所)
            • 支柱に、押込板の下面から 10)で測定したスプレーボトルの高さ(長さ)の位置に印をつけます。

              ※ここが、台座の上面位置となります。
            • 11)で決めた位置を基準にして、支柱に「添付図面:台座取付孔寸法」に従ってφ5mmの孔を開けます。(6箇所)
            • 支柱に、7)で組立てた台座を、「⑬ネジ(4x60)」で固定します。(6箇所)

              この際に 手順7)で台座と筋交を固定した4本のネジも、奥まで締込みます。
            • 「⑯ターンバックル」のネジを外し、それぞれに「⑳ナット」を入れて再度締めます。

              ※ 1本は正ネジですが、もう1本は逆ネジなのでねじ込む方向に注意してください。

              ※ ターンバックル胴体の空間において、「ネジ部:空間:ネジ部」の長さが  「1:2:1」程度になるようにしておいてください。

              ※ 写真のナットは、(調整作業時に工具が不要な)「蝶ナット」を使用しております。
            • 台座にスプレーボトルをセットし、踏板の下に木片や雑誌など置き、床板から浮かせてロープを締結します。
              その際、スプレー台座先端から60mmの位置にスプレーボトルのプッシュポンプセンターを合わせたとして
              ・(スプレー)押込量:10mm ⇒(木片などによる踏板先端の)浮かせ量:17mm
              ・押込量:12mm ⇒ 浮かせ量:20mm 
              ・押込量:15mm ⇒ 浮かせ量:25mm
              を目安にしてください。
              また、ロープ自身の伸びも加えておいてください。 (部品表の「スターターロープ」は、ボトル押込力が30Nの場合に2.5%程度伸びるため、この説明では合わせて30mmで締結しております。)
            • スターターロープの片側を、踏板のヒートンに(緩まないように)しっかりと結びます。

              スターターロープの反対端を、台座中央の孔に通してから ターンバックルの輪部に結びます。この時に、手順15)で浮かせた踏板が浮き上がらず、またスターターロープがたるまないように注意します。

              踏板を踏込んだ時のポンプの押込み量の調整は、”ターンバックルの胴体を回転させる”ことで行います。
              適正位置になったところで、ターンバックル上下のナットをそれぞれ締込み、ロープの緩みを防止します。




            • 押板下面の2本のPCプラグ短の間にノズルをはさんで、台座での消毒液ボトルの位置を決めます。
              「⑪PCプラグ長」を、ネジ下孔(2mm)位置がボトル外形から5mm外側になるようにしてボトルを固定させます。(4箇所) この際、ネジ下孔位置が台座端面(中央の孔も含む)から4mm以上離すようにしてください。

              ※角・丸型ボトルの配置例を掲載しますので、参考にしてください。
              [ 固定配置例ダウンロード ]

              ※ PCプラグの代わりに、ヒートンやヨートなどを使うこともできます。
            • 不特定多数の方の利用が想定されるため、添付の取扱説明を表示すると良いです。

              ※ A4サイズでプリントすると、半分にカットすることで A5サイズの表示が2枚作成できます。

              ※ スタンドを利用するだけでなく、支柱上部裏面にハードタイプのクリアファイルやラミネート加工を施して固定することも可能です。


            • 床材をべニア合板は、消毒液が多量にかかった状態で放置されると変色する可能性があります。その対策として、カーペット・フロアマット・ビニルクロスなどを添付図面「床板カバー」のサイズにカットし両面テープなどで固定する方法があります。
            • 本製品は木製のため、使用を繰り返すことでネジ部が緩む恐れがあります。
              定期的に点検をしていただき、必要に応じてネジの増締めや長いネジへの交換を実施してください。
              またスターターロープも徐々に伸びていきますので、調整をしてください。
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          References

            Usages

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