手指MP関節を屈曲最大域に保つ8の字装具は着脱に困難さを要する。3Dプリンタースプリントでは穴あきが容易なため、中手骨頭背側部に接触する部分をくりぬいたナックルスプリントをPLAで作製した。
3Dプリンタースプリント ナックルスプリント

Owner & Collaborators
License

3Dプリンタースプリント ナックルスプリント by Yasuhiro0625 is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial-ShareAlike license.
Summary
手指骨間筋麻痺のMP関節伸展・PIP関節屈曲拘縮予防装具としてナックルスプリントをPLAで作製した。

Materials
Tools
Blueprints
Making
- 脊髄疾患やコンパートメント症候群後に手指骨間筋麻痺のある方
- ①計測後ラフスケッチで形状を決定②ラフスケッチをスキャン③スキャンデーターをFUSION360にトレース④トレースしたものをFUSION360でスケッチ⑤押し出し・トリミングした後、3Dファイルに変換⑥3Dファイルをスライサーソフトで3Dプリンター実行ファイルに変換⑦QiDi i-fastにて出力 PLAを使用し充填率20%、穴あきは充填率40%に設定⑧dual extruderで2層(PLA+TPU)の出力も可能
- ①ヒートパンを使用してある程度型を作る②対象者に合わせて必要あればヒートガンで調整③ベルクロで3点固定する ベータパイルは母指を挟むようにすれば固定が良くなる④必要あればクッション材を貼付
- ・8の字スプリントに比べて着脱は容易で作製時間も短縮できる。・縮尺で大きさを変更できる。・左右どちらでも使える。
- ・掌側は軟性素材であるため固定性が弱い。そのため母指を挟み込む必要がある。・掌側に硬性素材が回るような工夫があれば固定性は改善するか。
References
Project comments

Comments