岡山県新庄村は絶滅危惧種や、動物による農作物被害などの問題を抱えています。それら諸問題を、新庄村で行われている森林セラピーや絶滅危惧種の保護活動と絡めながら改善しつつ、更に森林セラピー活動そのものの効果を増幅させることを期待した…そんな作品です。
固い壁で覆いつくして森林の中に住むことだけが「森の中に長くとどまる」ことではありません。寧ろ、年にたった1回でも良いのです。その1回で都市にはない豊かな自然環境をそのままに受け入れ、より豊かな1年間の始まりとし、何年にも渡って訪れましょう。それが私の考える、森の中に「永く」とどまるということなのです。
- 右上が「卵」、左下が「蛹(サナギ)」をモチーフとした建築です。「卵」は実際には複数個配置しているのですが、建物を見やすくするためここでは一つだけ残して全て取り払っています。建物の周囲の植栽・道なども同様に消しています。(実際には「卵」が「蛹」の入り口周辺に点在する配置となります。)[CAD設計データ:輪廻の森]
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