Happy Phone Holder for Fab 3d contest 2017

Created Date: 2017-09-15/ updated date: 2017-10-17
Owner & Collaborators
License
Summary
MakeHuman v1.1.0
Blender 2.78c
Fusion360 2.0.3470
Simplify3D 4.0.0
Qidi-tech X-One

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 通勤中、バスや電車で毎日スマホを触っているので、
          スマホを保持することに楽しみ・喜びが感じられるようなものが作れればいいなと思っています。

          • 当初、DAZ3Dのモデルから腕データを持ってきて使おうとしていたけど、
            ライセンスによると3Dプリントしてもいいけど商用はNGとのこと。
            コンテスト応募は商用ではないと思うけど、
            スッキリしてなかったのと、師匠のおすすめもあって、
            MakeHumanで腕モデルを準備することにした。
          • 今回必要なのは腕だけなので体型は適当。
            MakeHumanだけではポーズを編集できないので、mhx2のエクスポートプラグインを追加して、Boneをいれた人体データをmhx2形式でエクスポート。
        • mhx2データをBlenderで読み込んでポーズ編集する
        • 平面の板だとちょっと顔に近すぎる気がしたのと、
          勉強中のFusion360を使いたいので、
          BlenderからFusion360に移動。
          • こんな感じでスマホホルダーを乗せる予定。
          • 台の厚みを腕の太さと同じぐらいにしてたけど、
            ちょっと厚すぎて印刷が大変な気がしてきたので厚みをへらした。
        • 最後にMeshMixerに移動して、
          角ばったところを丸く調整。
          (小代さん、色々ご指導いただきありがとうございました)

          • 今回の作品は、人間の腕の大きさを再現するところがポイントだと思っている。
            ただ、うちのプリンタQidiTech X-Oneの最大印刷サイズは縦横高さ15cmなので、分割して印刷しないといけない。
            8個のピボットを縦横高さ15cmの立方体型に配置して、8個まとめて移動、複製しながら、効率よく分割できる場所を探していった。
          • かなり大きいので印刷時間が大変なことになるはず。
            あとで説明するとおり、カット面を開いたまま印刷できるように、
            できるだけ同じ角度でカット、カット、カット。

          • 家で印刷可能な時間が1時間単位なので、
            16分割でも大きすぎて、このあとさらに細分化しました。
            最終的には30分割ぐらい?
        • 今回の作品はプリンタの最大印刷サイズを超えてしまうので、分割して印刷しないといけない。
          分割していて気づいたことだけど、実は分割数が一つ増えると面が二つ増える。(あたりまえ)
          • とくに今回は腕やスマホ台の部分が一方向に長いため、
            ダルマ落としや大根の輪切りのような形でスパスパ切るので、
            接着すると見えなくなる面をたくさん印刷することになってしまう。
          • 切断した面(印刷後接着する面)を開口のままにできれば、
            分割しても印刷時間が延びないはず!と考えて、
            GooDay Fab Daimyoの3Dプリンタ部の集まりで、
            3Dプリンタの師匠である小代さんに相談したところ、
            スライサーの設定で、上面と底部のソリッドレイヤーの厚さを0にすればいいと教えてもらった。

          • 上部と底面のソリッドレイヤーを0に設定して、
            切断面がプリントベッドと平行になるようにオブジェクトを配置すると、
            狙ったとおり切断面が開口状態でスライスできた。

            角度を変えて実験したところ、切断面がベッドと平行じゃないときは、
            外壁として認識されるので開口にならない。
            逆に、オブジェクトに切断面以外の平面がある場合、
            その平面がベッドと平行になっていると、そこが開口になってしまった。

            スライサーによって違いがあるかもしれないけれど、
            今回のコンテスト用に思い切って買ったSimplify3Dでは、
            開口状態での印刷が実現できることがわかった。
        • コンテスト締め切りまでにどこまで印刷できるか。
          片側印刷終われば一応ホルダーとして使える・・・はず。
          • 予定通り、上面と底部レイヤーなしで印刷。平面を減らすと印刷時間をかなり短縮できる。
          • 上面と底部なし。スカスカ。
            はたして、うまく接着できるのか。
          • 平日の印刷時間はがんばって3時間ぐらい。
            週末どれぐらい進められるか。
        • 現在の印刷状況。

          左半分の印刷予想時間合計18時間。
          そのうち10パーツ、10時間57分が印刷済みで、残り7時間分。

          右半分はまったく印刷してないので残り18時間。

          左右合わせて残り25時間。
          これはちょっと何か対策を考えないとまずい。
          • 印刷時間短縮のためスマホホルダーを置く部分をスリム化。
            一部分だけ印刷してみたところ思ったよりゴツかったので、
            これぐらいスリムでも十分いけると判断した。
          • スマホホルダーを置くところがスッキリ スリムになって、
            印刷時間が5時間分ぐらい短縮できた。

            今回のコンテストをきっかけに師匠から色々と教わって、
            MeshMixerの使い方を覚えることができたのは大収穫。

            置台部分をすっぱり切り取って、
            プリミティブに付け替えてもよかったけど、
            せっかくなのでスカルプトの練習がてら、
            コネコネして変形してみた。
            かなり手捏ね感がある。
            印刷したらどんな感じになるかな。
        • 左半分の印刷が終わって、右半分の印刷開始。
          手首の傷を隠してるみたいなテープは、
          仮止め用のマスキングテープ

            • スライサー:コンテスト用に買ったSimplify3Dを使っている。
            • 印刷速度:Simpilfy3DでX-OneのFastモードを選択。
            • 積層ピッチ:Fastモードでは0.3mm。
            • 基本速度:3000mm/分(500mm/秒)
            • レイヤー:上面と底部のソリッドレイヤーを0に設定した。
            • インフィル:5%
            • サポート:あり。角度はなんとなく38度。このあたりはもっとチューニング必要。
            • ラフト:なし。ラフトをつけるとかなり時間が延びるのでベッドに直印刷。
            • 温度:フィラメントは200度(1層目210度)、ベッドは40度。
        • 印刷時間合計30時間。
          • 最初の狙い通り首に抱きつかれている風。温かみを感じる。
            首を絞められているのではない。
          • YouTubeが手ぶらで見られる!
          • 片手で傘をさしつつ、もう片方の手でポケモンGo!
            人差し指でしっかりモンスターボールを投げられるのがGood!
          • この写真の左端、見えるでしょうか。
            福岡空港からきた電車に乗っていた外国の方が、
            この素敵なスマホホルダーを見て、ニッコリ。

            こちらもカメラマンがニッコリをお返ししたら、
            スマホを取り出して記念撮影?されてました。
        • 通勤中に使うことを想定して、地下鉄の駅で写真撮影しながら使ってみたけど、
          いくつか具合の悪いところがあったので、帰宅後、早速改善。
          • 左右分割式にしたほうが持ち運びやすいかと思って、
            左右を透明テープで貼り付ける方式で使ってみたけど、
            素材(PLA)とテープの相性が悪く、
            しっかり貼り付かなくて
            撮影中に何度も外れて大変だった。

            つなげた状態でもIKEAのでかい袋
            持ち運べそうだったので一体型にすることに。
            スマホ台部分を細くした代償か、
            指先部分がたわんで開き気味になるのでこちらも接着。
            プリント中に大量に排出されたサポート部分を
            絆創膏風に貼り付けてアクリルサンデーでくっつけました。
          • 撮影時は角度調整がやりやすいかと思って、
            スマホホルダー部分も透明テープで貼り付けていたけど、
            こちらも、しっかり固定できずにガクーとなりがちだったので、
            ヒンジ方式にトライ。
            こちらのヒンジを使わせてもらいました。
        • コンテストの存在を知ったのが、
          GoodayFabDaimyoの大名3Dプリンター部に初めて参加した8月23日。
          そこでコンテスト参加する気持ちになってから、
          悩みに悩んで、応募のネタが決まったのが9月末くらい。

          • 2年前にAliexpressで買ったデルタ型がかなり不調で、
            修理しながら使っていたけど思い切って新しいのを導入!
            大量のプリントも調子よくこなしてくれました。
            (一度だけノズル詰まりしたけど。)
          • 今まで書いてきたとおり、
            印刷時間が短くなるようにがんばって工夫したけど
            それでもやはりプリント時間が長い・・・

            朝起きて、会社に行くまでの1時間と帰宅してから2時間ぐらい。
            最後の土曜日は一日中、印刷しつづけました。

            ひさしぶりにRecoloを使ってみたけど、
            3Dプリンタは被写体に向いてるかも。
          • 大名3Dプリンター部の皆さんには大変お世話になりました。

            これだけ大きなものを印刷したのは初めてで、
            いい感じのデータをつくったり、分割したりする方法を教わり、
            大変助かりました。
            学びの場を準備してくれている
            顧問やマネージャーにも感謝しています。
          • FAB3DCONTESTの審査員に
            普段よく読んでるデイリーポータルZの林さんがいるのを知って
            ちょっと気持ちが盛り上がってしまい、
            Fabbleのプロフィール写真を先月買った顔がでかくなる箱の写真に変えた。

            この駄々長いFabbleページを読んでもらえるのか心配しつつ、今から応募します。
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