手羽先骨格標本
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Summary
手羽先の骨格標本の作り方です。台座も作ります。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- 肉が硬く、骨からとるのが難しい。匂いもあるので、水洗いのみでは肉を取り除くのはお勧めしない。
- 浸漬後、手で軟骨がきれいに取れた。色も少し綺麗になった気がする。ポリデントの成分カンジダ溶菌酵素(ザイモリエイス・キタラーゼ)、
タンパク分解酵素(ノボザイム)、
ヤニなど着色性の汚れを落とすアルカリ酸化剤、
界面活性剤、
漂白剤、
などが主に含まれているようです。
カンジダ菌は、義歯の汚れの主体でプラークをつくって悪臭の原因となり、義歯性口内炎など口腔カンジダ症を誘発するそうなので、微生物・真菌除去のための酵素も含まれているそう。 - 軟骨が綺麗にとれた。骨自体が少し溶けたように思える。色も不自然な白さになった。
- 個人的にはこれが一番綺麗に肉・軟骨・骨が取れた。沸騰させない位のとろ火で熱すると、骨もくずれず良い。
- 引き上げて水洗いし、1日乾燥させる。※外に干しておくと、カラスや猫などが持っていくらしいので、室内でも十分乾燥できます
- CNCミリングマシンを使ってプレートをつくる
- 骨を白くするのに、どの薬品が適しているか実験してみた。・オキシドール・ハイター・セスキ炭酸ソーダ・重曹・パイプユニッシュ骨の状態・骨年齢によって結果が変わるので、あくまでも目安としてご参考ください。
- 「漂白剤」は化学反応によってシミや汚れを分解することで、汚れを落ちやすくするもので、「酸化型漂白剤」と「還元型漂白剤」に分かれます。一般的に家庭用として使われているものとしては「酸化型」のものが使われ、その酸化型の中に「塩素系」と「酸素系」があります。塩素系の方が漂白力は高い。
私たちが一般的によく手にする「酸化型漂白」は、相手に酸素を与えて色素を破壊するものとなり、その一方で「還元型漂白」に関しては、相手から酸素を奪って色素を破壊させる特徴を持ったものになります。酸素系の漂白剤には、「液体」と「粉末」の2つの「種類」があります。液体は弱酸性or酸性。粉末は弱アルカリ性。 - オキシドール(過酸化水素水)酸化型酸素系の漂白剤。一般的には、傷の消毒や洗浄を目的として利用されます。過酸化水素に漂白効果があります。1日~2日ほど浸漬します。ハイターなどよりも、自然な骨の色味がでている気がします。あまり長く漬けすぎると脆くなるそうです。
- キッチンハイターもハイターも主成分は次亜塩素酸ナトリウム。酸化型塩素系の漂白剤。キッチンハイターの方は、洗浄成分がプラスされているので、漂白と同時に軽い汚れまで落とせるのが特徴。骨を水で薄めたハイターに漬けた。水:ハイター=1:130分ほどで白くなった。1日浸漬した所、骨がボロボロになって、手で触ってくだけるものもあった。
- セスキ炭酸ソーダとは、炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムが1:1の日比で構成される複塩。弱アルカリ性。漂白成分がないため、全く白くならない。重曹の10倍の効果とのことで、重曹よりは綺麗な感じがした。
- 重曹(炭酸水素ナトリウム)弱アルカリ性一般的に手に入りやすいので、実験してみたがほとんど変化なし。
- パイプユニッシュには、水酸化ナトリウムと次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。次亜塩素酸ナトリウムは、塩素系漂白剤の主成分。特徴は、強力な酸化力。Clが周囲の物質を酸化する(電子を奪う)ことで、漂白・殺菌する。その酸化作用によってタンパク質を分解することができる。水酸化ナトリウムは、水中で非常に強い塩基性(アルカリ性)を示す。この強力な塩基性によって、次亜塩素酸ナトリウム同様にタンパク質を分解する。また脂肪分を分解する性質もある。今回は、水200ccに対しパイプユニッシュ5mlの溶液に骨を浸漬した。脂を丁寧に落としたものと、脂そのまま残した状態の2種類で浸漬。あまり違いはなかった。
References
Usages
Project comments
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