Illustrator→V Carve Pro→MOC900の使い方

Created Date: 2016-06-07/ updated date: 2018-03-13
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Illustrator→V Carve Pro→USBCNCV3という流れでMOC900(木工用CNC)を動かしていきます。
Illustratorで製図、V Carve ProでGコード生成、USBCNCV3でGコードを基にMOC900を動かします。
※基本的にFabLabHiratsukaの機材に準拠しているので、他の環境で動かす場合は調整が必要となる場合があります。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 切り出したいデータを作成します。
          ここではFab常設のパソコンを使用して進めていきます。
        • 製図したデータをMOC900で切り出せるようにGコードへ変換します。
          • 右の図を参考に設定します。
            素材のZゼロは"上"にチェック、厚さには切り出したい素材の厚さを計測し入力します。ここでは9.2mmと入力しています。
            XY原点位置は"左下"にチェック。
            単位は"mm"にチェック。
            その他は変更しません。

            設定し終わったら"OK"を押します。
          • 左側のメニューのファイル操作から"開く"を押します。
            そして、先ほど作ったAIファイル(FABLLE.ai)を選択し"開く"を押します。
          • 続いて工具経路の設定を行います。
            右端に"工具経路"というボタンがあるので押します。
            その中の"輪郭工具経路を作成する"を押します。
          • 右の図を参考に設定します。
            切削深さは素材の厚さ+0.1mmにします。
            工具はお好きなものを選びます。ここでは直径5mmのエンドミル(2SP-5)を使用します。
            ※工具情報はあくまでも施設での値です。素材によって数値が変わるので注意が必要です。
            ベクトルの加工は"外側/右"、"アップカット"を選択します。
          • "タブ"の中の"工具経路にタブを追加"にチェックを入れる。
            長さは"3.0mm"、厚さは"1.0mm"にします。
            続いて"タブ編集"を押します。
            "タブを自動追加"の固定値を"4"にします。
            そして"タブ追加"を押し、"閉じる"を押します。
          • 工具経路の下端の名前を憶えておき、"計算"ボタンを押します。
            すると警告が出るので"OK"を押します。
            ※警告が出ない場合素材を切り抜くことができません。設定を見直しましょう。
          • プレビューの画面で"全工具経路をプレビュー"を押します。
            すると左側の3Dビューで実際の切削イメージを見ることができます。
            この時正しく切削されているか確認しましょう。
          • "工具経路保存"のボタンを押します。
            下側にある"工具経路リスト"と"先ほど計算した経路"にチェックを入れます。
            その後"ポストプロセッサ"を"USBCNC(mm)(*.nc)"へ変更します。
            そして"工具経路保存"を押し、名前をつけ保存します。
        • Gコードを基にUSBCNCV3を使ってMOC900を動かしていきます。
          • PC裏のボタンを押しMOC900の電源を付け、その後USBCNCV3を開きます。
            USBCNCV3はデスクトップの下、スタートバーにあります。
          • 下端のメニューバーから左から二番目の"reset"ボタンを押します。
            左から五番目の"auto"押し、左から三番目の"フォルダマーク"を押します。
            そして先ほど作ったncファイルを選択し開きます。
            正しく読み込めた場合、3番目の図のようになります。
          • 刃物の位置を材料の切り出したい左下へ合わせます。
            PCキーボードの十字キーで動かすことができます。
            X軸は横キー、Y軸は縦キーです。

            先ほど作ったデータは左下が原点なので、「材料の切り出したい範囲の左下」へ「ドリルのX,Y軸」を合わせます。
          • Z軸を材料の表面へつかない程度に近づけます。
            Z軸はPgUp/PgDnキーで動かせます。
            そして0.3mmのすきまゲージが通る高さまで近づけます。

            その後、USBCNCV3へ戻り、右から三番目の"jog"ボタンを押します。
            その中の左から七番目の数値を"0.3"にし、すぐ上のボタンを押します。
            この状態でキーボードの"PgDn"キーを一回だけ押します。

            これで原点調整は終わりです。
          • 予想と違う怪しい動きをしていたり、一気に削っていたりした場合は緊急停止をしましょう!

            〜緊急停止の仕方〜
            1. 作動している状態でメニューバーの一番左のボタンを押す。
            2. PC裏のボタンを押す。
            3. escapeキーを押す。
          • メニューバーの一番左のボタンを押すと切削が始まります。
            画面中頃の時間表示は左が"経過時間"、右が"予想完了時間"となっています。
          • 固定していた材料を外し、ニッパー等でタブを切り取ります。
          • 各ソフトを閉じてMOC900の電源を切ります。
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        References

          Usages

            Project comments