D×2 Makeathon Team1 「リモコンカバー for お婆ちゃん」

Created Date: 2024-07-06/ updated date: 2024-07-20
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        Blueprints

          Making

          • テレビを操作するためのリモコンには、様々な機能のボタンがついている。
            しかし、こうしたボタンの多様さは、多くの高齢者にとって認知負荷になってしまう。
            そこで、今回のプロジェクトでは、高齢者がリモコンを使う時の認知負荷を下げて、リモコンを使いやすくすることを目指す。
            • 発案者は、研究室の引っ越しにおいて複数個存在するリモコンが、どのデバイスと接続するのかについて困っていた。このため、初期の題材として「複数のリモコンの見分けがつきやすくしたい」というものを提案されたが、引っ越しに伴ってリモコンの整理が完了したことで以上の問題が解消された。
              その為、関連する課題として上記の「使わないボタン」の問題が取り上げられた。さらに考察の中で、使わないボタンが存在することだけでなく、リモコンを使いやすくすることにフォーカスが当たった。
              従って、「使いやすいリモコン」をテーマとする。
          • テーマ変遷の都合上、実際に話を伺うニードノウアが存在しない。従って、ペルソナを設定することでこれをニードノウアの代用とした。
            想定しているペルソナは、高齢者で認知機能の低下に伴い、ボタンの識別が付きずらい。最近、youtubeやnetflixを視聴することができる多機能なスマートテレビを購入したが、テレビの特定のチャンネルや録画番組以外を観ることはあまりない。普段使わないボタンを押して画面遷移が起こると元の状態に戻ることが難しい。

            • ニードノウアが使用しているリモコンのボタンが多すぎて、どのボタンを押せばいいのか迷ってしまう。
              この課題を解決するために、以下のようなアイデアが提案された。
              • 解決策の仮説:
                - ニードノウアが押すことができるボタンの種類を制限することで、ボタンを選びやすくなるのではないか

                作るものの機能:
                - リモコンのボタンの中で、ニードノウアが普段使わないボタンを隠す

                普段使わないボタンの例:
                - 4 色ボタン
                - アナログ・デジタル・BS・CS 切り替えボタン
                など
              • - リモコン上面の横幅をもつ天板を作成して、それをリモコンに被せることで、不要なボタンが見えないようにする
                - 伸縮するゴムバンドで天板をリモコンに固定する(腕時計から発想)
              • ドライヤーの熱で変形可能なTRF+Hによるプロトタイプを作成し、腕時計のバンドの付け根形状に着想を得たリモコンカバー形状が機能するか確認した。

                結果
                腕時計方式が有効であることが確認できた。
              • TRF+Hで作成したプロトタイプにより構造の有効性を確認できたため、実際に3Dモデルを作成し、3Dプリンターによるプロトタイプ1号を作成した。

                結果
                • 上面横幅が不足しており、リモコンの横幅にフィットしなかった
                • 厚みが薄く、バンドを通す穴の柱が細かったため強度に不安があった
                • 積層の向きが引っ張りに弱い方向であった
              • 初号機での問題への対策
                • 上面横幅を35mm→45mmに変更
                • 厚みを2mm→4mmに変更
                • 縦幅を10mm→15mmに変更

                結果
                • 上面横幅が長い or 足の角度が広いため、リモコンのボタンと少し干渉するようになった
                • 側面が出っ張っており、手に当たり痛い
              • 弐号機での問題への対策
                • 足の角度を45度→60度に変更
                • 足の長さを短縮

                結果
                • 足の長さが足りず、バンドの結び目とリモコンが干渉した
              • 四号機(画像手前側)
                リモコンへの適合のため
                • 縦幅調整(14mm → 12mm)
                • 上面横幅(44mm → 51mm)

                伍号機(画像中段)
                怪我防止&リモコンへの適合のため
                • 面取り
                • 縦幅調整(12mm → 9mm)
                • 厚み調整(4mm → 2mm)
                • 長さ調整(-4mm)

                六号機(画像奥側)
                強度不足解消のため
                • 厚み調整(2mm → 3mm)
                • 材質変更(白 → 金)
              • STL

                6号機の課題
                • カバーが邪魔して電源が押しづらい
                • リモコンへのフィッティングが悪い

                変更点
                1.  上面横幅2mm延長
                2.  電源ボタン対応カバー作成(色分け、電源マーク刻印)   


              • リモコンカバーのプロトタイプの作成を行った
                • 熱可塑性フィラメントを使った壱号機
                • 3Dプリンタを使ったカバーのプロトタイプ→検証とサイズ調整
              • 第一週のプロトタイプをもとにボタンのカバーに特定のボタンを押せるようにする機能を追加した。
                • サイズの調整
                • 取り付けのためのバンド作成

              • - サイズをリモコンに対してフィットさせる

                - 角を取って怪我を予防する

                他のアイデア
                - 表示するボタンの種類を制限したカバーを作成する
              • 第一週の展望に記載のリモコン幅に対する柔軟性への拡張を行う(画像参考)
                • カバーの天板部分を取り外し可能にすることで、天板の入れ替えによって長さや機能を変更できるようにする

                • 横が飛び出ていて邪魔なため、形状に工夫を設ける
                • カバーしている部分に対して一つのボタン(今回は電源ボタン)のみが使用できる状態であるが、これを任意(かつ場合によっては複数)のボタンに対応させる
                • カバー機能のみのブロックに対して連結する機能を設ける
                • 題意段階の熱可塑性フィラメントによるカバーの欠点とは具体的に何か
                      - ボタンが押せてしまう問題
                      - デザイン面が悪い
                • 柔軟性のある素材によってリモコン幅への対応ができるのではないか

                その他の感想・ご意見
                • パラメトリックに数値を変更できるようにする
                • 熱可塑性フィラメントは可能性があるのではないか
                • バンドのあたりの説明を付け加えると他の人の見やすいドキュメントになるのではないか?
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