こうらいと

Created Date: 2016-10-28/ updated date: 2016-10-30
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    Summary
    ファブ3Dコンテスト2016 : カテゴリー2 : こうらいと
    部屋に間接照明が欲しいと言い出した妹のためにつくったランプシェードです。
    妹が飼っている亀の甲羅をモチーフにしました。
    甲羅の一枚一枚がユニットとして分割できるようになっていて、ステンドグラスのように好きな色の甲羅ユニットと付け替えることができます。
    一つ置くだけで、部屋全体の雰囲気をさまざまに変えることができるランプシェードになっています。

    Memos

    • 制作の経緯

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      最近、妹が部屋に間接照明が欲しいと言い出しました。
      そこで僕はあることを思い出しました。

      何年か前、自宅の飼っている猫がテーブルランプを壊してしまったということがありました。
      電球は割れたものの、取り換えれば何とかなりそうでした。
      しかし、ランプシェードが壊れてしまい、テーブルランプとしては使えなくなってしまったのです。
      それにもかかわらず
    • 妹からの要望とそれをもとにしたアイデア

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      妹にどんなランプシェードがいいかを聞いたところ、
      ・妹が昔から飼っている亀をモチーフにして欲しい
      ・カラフルなものがいい
      という答えが返ってきました。

      上記の要望をもとに僕は以下のような具体的なアイデアにしました。
      ・亀の甲羅に特徴的な多角形をポイントにする
      ・甲羅の一枚一枚をユニットとして分割できるようにする
    • スケッチ

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      カンタンなスケッチを描きました。
      甲羅表面の模様と同時に全体のシルエットで亀の甲羅を意識しました。
    • モデリング

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      3Dプリンタで出力するため、大部分の作業がモデリングになります。
      使用ソフトはRhinoceros5です。
      最初にアイデアをまとめ、スケッチで整理したため、モデリング自体は順調に進んでいきます。
      ほぼ、スケッチ通りにモデルが完成しました。

      でもなんか亀要素が弱い気がしてきました……。
    • 甲羅感の演出と問題点

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      亀の甲羅感をより出すため、甲羅の表面に凹凸をつけることにしました。
      甲羅を一枚ずつSculptrisに移し、有機的な凹凸をつけていきます。

      しかし、ここで問題が起こります。
      Rhinocerosはサーフェスを張ってモデルを作るタイプのソフトなので、
      なにも考えずにサーフェスを膨らませると、
    • 妹の反応は……

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      完成モデルを妹に見せました。
      すると、妹はこう言いました。

      「なんかリアル過ぎて気持ち悪い。あとうちの亀はミドリガメだからリクガメみたいに甲羅はこんなボコボコしてない」

      これでもかとダメ出しを食らいました……。

      表面を膨らませるのに苦労したので、少し残念ですが甲羅を膨らませる前のモデルを最終モデルとしました。
      スケッチ通りと言えば、
    • 3Dプリンタで出力

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      モデルが完成したので3Dプリンタを使って出力していきます。
      使用した3DプリンタはMakerBot Replicatorです。

      透明がかったフィラメントを何色か使い、ユニット単位で出していきます。

      一つ一つのユニットの向きを調節して出力したため、積層痕がいい味出してます。
      マット感が高級に見せてくれますね。
    • 磁石取り付け作業

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      ユニット同士の接続に磁石を用いるため、ユニットに磁石を接着します。

      使った磁石は直径6mmのネオジム磁石です。
      ダイソーにて8個入りで買うことができます。
      安価な割に非常に磁力が強くおすすめです。

      この磁石を使うことは最初から決めてモデリングしたため、サイズはぴったりです。

      接着にはアロンアルファを使用しました。

      一度くっつくと取れないため、
    • 完成!

      posted by fukafukaBed on October 30, 2016
      ついに完成しました。

      お披露目ということでライトアップしたところ、家族のみんなが感嘆の声を上げてくれました。
      作った甲斐がありますね。

      積層痕が照らし出されて模様になってます。嬉しい誤算です。

      妹のもうひとつの要望であるカラフルさですが、さっそく赤色のユニットに部分的に変えてみました。
      一部変えるだけでも全然印象が変わります。