レーザーカッター(Epilog Helix 24)の必須メンテナンス

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レーザーカッター(Epilog Helix 24)の必須メンテナンス by gakuHirota is licensed under the Creative Commons - Attribution license.
Summary
レーザーカッター (Epilog Helix24) の性能維持に必要な、主要なメンテナンス法をまとめました。
ここに書かれていることは、点検修理の際にサービスマンの方に伺った内容を元にしています。
English version is here -> http://fabble.cc/gakuhirota/howtomaintainlasercutterepilog-en
ここに書かれていることは、点検修理の際にサービスマンの方に伺った内容を元にしています。
English version is here -> http://fabble.cc/gakuhirota/howtomaintainlasercutterepilog-en

Materials
Tools
Blueprints
Making
- ベルトのテンションが正しく保たれているか、確認しましょう。ベルトはX方向に1本、Y方向に2本、ワークエリア下の扉を開けた中にZ方向の動きを決めるものが1本あります。まずは押してみて、ゆるんでいなければ問題なし。明らかにゆるんでいる場合は、外装を外し、ベルトの端付近に写真1枚目のパーツがあるので、写真2枚目のネジを一旦ゆるめます。すると、バネが働いてベルトに正しいテンションがかかるので、そのままもう一度ネジを締め直して完了です。代理店の方によれば80時間稼働が目安だそうですが、メンテナンスの手間も考え、やはり1ヶ月くらいが妥当だろうと判断しました。ヘビーユーズした場合は適宜間隔を早めてください。
- 排気部分を掃除機で掃除しましょう。半年くらいに1度でいいとのことですが、排気部があまりにも汚いと排気に悪影響が出るのでたまには掃除機で吸ってきれいにしましょう。
- 機械の中を掃除しましょう。裏の外装についているネジを外し、中のほこりなどを掃除機で掃除しましょう。レーザーの発振パーツの周りには冷却ファンが大量についているので、その付近を重点的に掃除するとよいです。写真はレーザーの発振管を交換のため外したところ。
- 光軸を調整しましょう。光軸という言葉自体にはさまざまな意味がありますが、ここではレーザー光の通る道筋のことをさします。これがまっすぐ通っていないと、CNCで意図したところにレーザー光があたりません。手順が長くなるので、項を分けて説明していきます。
- レンズの装着されている、レーザーを露光するヘッド部分に、ターゲット部品を取り付けます。ターゲット部品はレーザーカッターに付属しているもので、照準器のような模様がついています。特に取り付けるための機構はありませんが、柔らかいプラスチックでできているので、ぎゅっと押し込むと嵌めこむことができます。
- 実際にミラーの角度を調整していくため、左面に4ヶ所、左後ろに2ヶ所あるねじをすべてゆるめて外し、左面の外装を取り外します。
- 第二ミラー(部材側から数えて2番目)から順に調整を行っていきます。ヘッドを左上の角(x=min, y=min)に動かします。(第二ミラー以外によるズレを最小限にします。)ターゲットの中央からポインターがずれている場合は、ミラーの裏側にある3つのねじを回すことで、真ん中にくるように調整します。
- 機械を元の状態に戻して完了です。ヘッドに貼ったマスキングテープをはがし、外した外装を元通り取り付け、機械の主電源を入れなおせば、あとは通常通りにレーザーカッターを使えます。以上が光軸調整の方法ですが、重要かつかなりコツのいる作業なので、自信がなければ修理を呼んだほうがいいとのことです。
References
Usages
Project comments

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