ベクターデータとラスターデータ
世の中の画像データには、ベクターデータとラスターデータがあります。
(Adobe Illustratorを使うときなどにお世話になる概念です。)
ベクターデータには、
たとえば座標(0,0)から(x1, y1)まで黒色で太さ5の直線が引かれている、といった
情報が入っています。
ベクターというのはベクトルのことだ、といえばピンとくるかもしれません。
ラスターデータは、
ディスプレイのつぶつぶ(ピクセル)のように、
細かく切られたそれぞれのマス目にどんな色が塗られているか、という
情報が入っています。
普段目にする普通の画像のほとんどが、こちらに該当します。
ベクターデータはその原理上、
どんなに拡大してもボケることがありませんが、
ラスターデータと違って、一部の特殊なソフト(イラレなど)でしか見ることができません。
レーザーカッターを利用するときには、この2つの違いが大変重要になります。
写真は、MDF上にさまざまな出力の強さでラスター彫刻を施した様子。