課題0これまで、会社の同僚や友人等に向けてアクリルで製作したキーホルダーを作り、贈ってきたが、下記のような切っ掛けがあり、3D-POPの製作を思い立ちました。 ・一通りアクリルのキーホルダーを贈り終えたので 「より手の込んだものを贈り、皆を驚かせたい!」と感じるようになった。 ・FabLab関内のレーザー講習会にて、Inkscapeの使用方法を教わったことにより、 文字等の複雑な形の加工が可能になった。Add Annotation Order
目標0これまでの製作物は、例えば右の写真のように平面的なものであったが(※)今回は、より立体的なものを製作することを目標にする。※板材に焦げ目をつけて切り出す手法Add Annotation Order
実現方法0文字や図形が描かれたビットマップ画像を用意して、Inkscapeで文字のエッジを検出。文字や図形の内側を白抜きの状態にします。このデータをレーザー加工機へ読み込ませて文字や図形を切り出し、接着剤で板に貼り付けてPOPを作ります。揃えるもの0①画像データ 切り抜きたい画像のデータを集めます。 スケッチ等を行い、作りたいPOPのイメージを持っておきましょう。②紙ヤスリ、下敷き 100円均一で入手できます。 削り粉が出るので、下敷き(大きめの木の板等)に乗せて磨いてください。③水を溜める器、雑巾 耐水ペーパーは水を付けながら使うので、 水を溜める器と、水分を取るための雑巾があると良いでしょう。④瞬間接着剤 100円均一で入手できます。 接着剤を塗布するためのハケが付いているものが良いでしょう。⑤写真立て 100円均一で入手できます。 製作したPOPを貼りつけると手軽に高級感を出せるので、重宝します。⑥アクリル板 製作中に注文します。①画像や図形の準備0まず、右のような画像や図形を用意します。(今回はCCライセンスのものを使用しました)②Inkscapeによるエッジ抽出0Inkscapeの機能で、画像や文字のエッジのみを抽出します(※)。今回はレーザー加工機で切り抜きたいので、抽出したエッジを赤色にしてpdf出力してください。※FabLab関内のレーザーカッター講習で習得できます。③CADデータへの変換0②で作成したデータのみでも加工は可能ですが、dxf形式等に変換すれば、CADに取り込むことも可能です。製作前にPOPのサイズやバランス等を十分に検討しましょう。④配色案を作る0CAD上でパーツの色を変え、配色パターンをたくさん作ってみましょう。その中から出来の良いものを選定して、できるだけ近い色のアクリル板を入手します(※)。※欲しい色が無ければ、ラッカー等で塗装して作ってしまうのも良いでしょう。⑤レーザー加工0いよいよ加工です!レーザー加工機にデータを読み込ませ、アクリル板から文字や図形を切り出していきましょう。文字やフキダシ等のパーツは板に貼り付けるので、予め位置合わせ用の目印を付けておきます。2枚目の写真を良く見てみましょう。ピンク色の板の中央に薄く、吹き出しが書かれているのが見えるでしょうか。この吹き出しに合わせて、切り出したパーツを貼り付けます。⑥表面処理0レーザーで切り出したままの状態だと、部品の表面に焦げ跡やキズが付いていたり、光沢があり過ぎたりしていて安っぽい。ヤスリがけを行い、上記のような焦げ跡やキズ、光沢等を消しましょう(※)。目標は、ツヤのない【マット感】を得ることです。※さらっと書きましたが、この工程が最も大変です。 紙ヤスリは目の粗いものから細かいものまでを順番にかけて いきますが、製作するパーツの数が多いと、このヤスリがけに 大変な時間が掛かります。大量にPOPを作る場合は、時間に 余裕を持って作業しましょう。※今回の場合、#100,200,400,600,1000の順番。 切り出した板の片面のヤスリがけに1時間掛かりました。⑦接着0さあ、いよいよ接着です!パーツの貼り付け位置や向きを慎重に確認してから作業に掛かりましょう。接着剤がパーツに垂れると跡が付いてしまいます。下記のように細かいパーツから接着してゆき、跡が最小限になるようにすると良いでしょう。 1.吹き出しに文字を接着する 2.板に吹き出しを接着する 3.その他のパーツ(ここではラッパ)を接着する⑧シールの製作0小さい文字や図形は、レーザーでは切り出せません。そこで、透明なフィルムに印刷したものをカッターで出来るだけ小さく切り、指紋が付かないようにピンセットで摘んで貼り付けます。⑨つや消しコーティング剤の吹き付け0⑥の工程で、切り出したパーツのツヤを消しました。しかし、⑦でシールを付けてしまうと、そこだけツヤや段差ができ、周囲から浮いてしまいます。そこで、写真の様なコーティング剤を吹き付けて、全体の質感を整えましょう。2~3回ほど吹き付ければ、シールのツヤや段差が目立たなくなります。⑩写真立てにPOPを貼り付ける0両面テープを使い、POPを写真立てに貼り付けましょう!これで完成です!Add Annotation Order
揃えるもの0①画像データ 切り抜きたい画像のデータを集めます。 スケッチ等を行い、作りたいPOPのイメージを持っておきましょう。②紙ヤスリ、下敷き 100円均一で入手できます。 削り粉が出るので、下敷き(大きめの木の板等)に乗せて磨いてください。③水を溜める器、雑巾 耐水ペーパーは水を付けながら使うので、 水を溜める器と、水分を取るための雑巾があると良いでしょう。④瞬間接着剤 100円均一で入手できます。 接着剤を塗布するためのハケが付いているものが良いでしょう。⑤写真立て 100円均一で入手できます。 製作したPOPを貼りつけると手軽に高級感を出せるので、重宝します。⑥アクリル板 製作中に注文します。
②Inkscapeによるエッジ抽出0Inkscapeの機能で、画像や文字のエッジのみを抽出します(※)。今回はレーザー加工機で切り抜きたいので、抽出したエッジを赤色にしてpdf出力してください。※FabLab関内のレーザーカッター講習で習得できます。
④配色案を作る0CAD上でパーツの色を変え、配色パターンをたくさん作ってみましょう。その中から出来の良いものを選定して、できるだけ近い色のアクリル板を入手します(※)。※欲しい色が無ければ、ラッカー等で塗装して作ってしまうのも良いでしょう。
⑤レーザー加工0いよいよ加工です!レーザー加工機にデータを読み込ませ、アクリル板から文字や図形を切り出していきましょう。文字やフキダシ等のパーツは板に貼り付けるので、予め位置合わせ用の目印を付けておきます。2枚目の写真を良く見てみましょう。ピンク色の板の中央に薄く、吹き出しが書かれているのが見えるでしょうか。この吹き出しに合わせて、切り出したパーツを貼り付けます。
⑥表面処理0レーザーで切り出したままの状態だと、部品の表面に焦げ跡やキズが付いていたり、光沢があり過ぎたりしていて安っぽい。ヤスリがけを行い、上記のような焦げ跡やキズ、光沢等を消しましょう(※)。目標は、ツヤのない【マット感】を得ることです。※さらっと書きましたが、この工程が最も大変です。 紙ヤスリは目の粗いものから細かいものまでを順番にかけて いきますが、製作するパーツの数が多いと、このヤスリがけに 大変な時間が掛かります。大量にPOPを作る場合は、時間に 余裕を持って作業しましょう。※今回の場合、#100,200,400,600,1000の順番。 切り出した板の片面のヤスリがけに1時間掛かりました。
⑦接着0さあ、いよいよ接着です!パーツの貼り付け位置や向きを慎重に確認してから作業に掛かりましょう。接着剤がパーツに垂れると跡が付いてしまいます。下記のように細かいパーツから接着してゆき、跡が最小限になるようにすると良いでしょう。 1.吹き出しに文字を接着する 2.板に吹き出しを接着する 3.その他のパーツ(ここではラッパ)を接着する
⑨つや消しコーティング剤の吹き付け0⑥の工程で、切り出したパーツのツヤを消しました。しかし、⑦でシールを付けてしまうと、そこだけツヤや段差ができ、周囲から浮いてしまいます。そこで、写真の様なコーティング剤を吹き付けて、全体の質感を整えましょう。2~3回ほど吹き付ければ、シールのツヤや段差が目立たなくなります。
恩師や友人たちに配ったPOP写真のPOPは習い事の卒業式で恩師や友人たちに贈ったもの。会心の出来です!このような贈り物をする際は【アケフセ】が重要です。中身が見えないように綺麗な箱でラッピングして配り(※)合図と共に全員で開く、等の演出をしてみましょう。(※誰のものかが分かるよう、箱の外に名前を書いておきます)また、移動中に壊れないよう、梱包材に包んでおきましょう。万全の準備が感動を呼びます。ベストを尽くしてください!
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