「もっとみんなと話したい!」 意思伝達支援ツール

Created Date: 2021-01-11/ updated date: 2021-06-01
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Summary
意思伝達支援ツールとして、授業場面での活動に繋げる
右手動作補助ツールと既存のピエゾスイッチを使い易くするツールです。

Memo

下書き

posted by Hosogi on February 25, 2021
<ブラッシュアップ>
中間発表前ミーティングやSlackでの意思疎通を通じて、これまでのプロトタイプに更なる改善を加えました。



#スモールステップ
・ニードを叶える段階を「スモールステップ」に分解してこれからの行動指針を検討
・ステップ1: 右手で簡単なスイッチを使ってYES/NOの意思表示をする。
・ステップ2: 1の動きを繰り返す。選択項目を増やし、カーソル等で選ぶ。
・ステップ3: タイミングよく動きが出せる。ドロップトークや50音表の活用。
・ステップ4: 左右だけでなく前後の動きを得る。スタイラスペンでiPadを使えるようになる。

<その他検討事項>
峻斗くんの動きを分析し、より大きな動きを得やすいアクティヴなポイントを探す。
左手スイッチの握りやすさをさらに追求する。
お母さんとの指談を分析し、意思表示に応用する。
スタイラスペンの握りやすさや使いやすさを研究する。
デバイス等の使用時、痛みが発生しない事を懸念する。
最終的には、デバイス等を使いこなし、お母さんがいなくても、クラスで意思表示を行えるようになる。

#プロトタイプの改善
前出のスモールステップを踏まえて、プロトタイプの改善を行いました。
そしてIoTを用いた更なるデバイスの導入を行いました。

・前腕サポーター: 吊り下げ用の穴を設ける。
・スプリント: 熱可塑性素材で作成し、フィット感を増す。
・吊り下げスタンド: 峻斗くんの動点を分析し、無理なく動きに追随させる。
・前出の3つのアイテムを組み合わせて使う。
・にぎにぎスイッチ: ツバを付けて更に持ちやすくする。
・確認スイッチ: ライト、ブザー、振動モジュールで、動きのフィードバックを得る。
・ドロップトーク: 設定ファイルを改善する。

<解消された世界>
#にぎにぎスイッチが持ちやすくなり、左手でのスイッチ操作が容易になった!
#ハンガーサポーター+スプリントで可動域が広がった!
#確認スイッチで得られるフィードバックは周りに伝わりやすい!
#iPadでドロップトークが使えるようになった!
#
<Next Action>
今回のメイカソン参加で可動域が増え、峻斗くんの表現の幅が大きく広がりました。
これらのアイテムをしばらく使って頂き、フィードバックを貰い、更なるブラッシュアップを重ねていけたらと思っています。
峻斗くんのニードや動きについて今回学び知りえた事は本当に驚きの連続でした。
そして更なる表現手段獲得の可能性の追求を行っていけたらと思いました。
具体的にはこのような取り組みが出来そうな気がします。
・世にあるデバイスやスイッチ等の活用事例の調査と導入。
・ほかの部位によるフィードバック。
・もっと細かなニーズの把握。
・コミュニケーションの工夫。

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