ボウルからお菓子作りの材料をムダなく片手で容器に移したい

Created Date: 2021-09-15/ updated date: 2021-09-26
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Summary
ニードノウア:
 武川里香
メンバー:
 リーダー:三瓶政行(作業療法士)
 光田雅人(作業療法士)
 鈴木ゆかり(作業療法士)
 小池祐士(作業療法士)
サポーター:
 濱中直樹

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 多発性嚢胞腎を患った後、クモ膜下出血を経て右片麻痺になりました。
          最初は暗い気持ちで過ごしましたが、それまで大好きだったお菓子作りをやってみたところ、楽しい!おいしい!という気持ちが湧いてきたといいます。

          それから様々な料理、製菓に取り組まれ、その様子をYouTube『片麻痺クッキング https://nou-reha.com/brain_parkinson』で発信中。主に左片手での作業ですが、その腕前はもうプロ級! 
          同じような病状の誰かが元気を出す手助けになりたいと。

          しかし、大好きなお菓子作りをしていても、やはり不便に感じることがあります。課題を解決すべくprojectが立ち上がりました。
              • 最初の方はなんとか出せるけど,最後の方がきれいに絞り出せない.
              • 口などを使えば出せなくもないけど,人に出すお菓子に口を使って出すのはちょっと・・・.
              • 口を使わずに出せたらいいな.
              • 家にあるシリコン容器などの上にボウルを重ねて,取り出しているけど,綺麗に取り出せないのが困る.
              • 全て綺麗に取り出せないと,スポンジの生地であれば出来上がる生地の量も減っちゃうし,クリームであれば生地に塗るクリームも少なくなってしまう・・・.
              • だから全て綺麗に取り出したい!
              • あんこの絞り出しについては比較的場面が限定された作業で、いざとなったら「使えるものは何でも使う」で口に咥えるなどの最終手段もあり得る。
              • ボウルの固定は頻度の高い作業で、いまや左利きの達人であるニードノウアーが「右手に手伝ってもらいたい役割」としてかなり高い順位に上がってくる項目。

              今回のprojectでは、ボウルの固定を優先に課題解決を目指すことに。
          • 詳細なニードを確認し,まずは各自でアイデアスケッチ開始.
            • 既存の緑のシリコン容器が大きいボウルとの相性抜群.
              そのシリコン容器をはめる台を作ったらどうか,
              また,底の容器とシリコンシートを細工して滑り止め加工をしたらどうかと考えました.
            • 中身の量に合わせて,角度を変えられたら便利かなと考えましたが・・・
              形が大きくて,キッチンのスペースを取ってしまうこと,
              ブランコで後ろになった時に後ろから支える形にしたので,すくいにくそうなことが課題です.
              ブランコで前になった時に後ろから支えるようにすれば,まだ良かったかもと思いました.
            • ボウルの中身を移していくと、徐々に軽くなって安定性が悪くなるので、保持する台はある程度ずっしりと安定している必要があるかなと考えました。
              安定した台があれば、あんこを絞るための機構も組み込めると思いました。

              ダイニングキッチンで比較的スペースに余裕あるかとも思いますが、スペースをとることがどれほどのデメリットになるかが心配。
            • ボウルの中身を片手で容器などに入れれるようにと考えました。容器にかからないように手前のほうは下側をなくしました。ボウルが動かないようにボウル止めと底に滑り止めを付けました。ボウルのサイズが変わった時にどうするか課題だと思いました。
            • ボウルを動かすのではなく、中身を移動する事を考えました。シリコンヘラとおたまを合体させることににより、キレイに中身をすくえると思いました。おたまに材料が残らないように、おたまにもヘラをつけることにより、材料をあまり残すことなく容器に移すことが可能になるのではと考えました。
              • ボウルを置く高さを変えられるもの.
                  →ダルマ形式.足したり減らしたりできる構造.
              • 形の違うボウルも置けると良い.
              • ボウルの直下はシリコン容器を置くと滑りにくくて良い.
                  →シリコン容器に装着できるように考える.
              • ボウルから取り出したクリームなどが支え部につかないようにしたい.
                  →ボウルの口を少し出した形にする.支え部の先端を少し切ってもよいかも.
              • 作業スペースはおよそ60㎝四方。
                  →置くのはボウルだけではないのでなるべくコンパクトになってほしい。
              • 収納のことも考えられていればなおよい。

            • 上縁横幅(外寸):26.5cm
              上縁横幅(内寸):25.0cm
              上縁縦幅(外寸):24.5cm
              底面幅:10.0cm

            • 上縁横幅(外寸):17.0cm
              上縁横幅(内寸):15.0cm
              上縁縦幅(外寸):7.0cm
              上縁幅:1.0cm
              底面幅:7.0cm
            • (横幅)
              取手上縁(外寸):17.5cm
              取手上縁(内寸):15.0cm
              取手下縁(外寸):14.0cm
              底面:14.0cm

              (縦幅)
              取手上縁(外寸):16.5cm
              取手上縁(内寸):15.0cm
              取手下縁(外寸):14.0cm
              底面:14.0cm

              (高さ)
              取手上縁まで:4.3cm
              取手下縁まで:3.3cm
            • フチのカーブにあった切れ込みを入れた板でボウルを下から支えるタイプ
              • 2種類のボウルに合わせた板を重ねて、それぞれを別々に動かせるように蝶番で枠に固定。
                 →収納の時には2枚の板は重ねられるのでコンパクトに平べったい形になる。
                ・蝶番は構造が複雑。支え板を直立させて固定する信頼性に疑問あり
                ・大きいボウルでは重心の位置の関係で横向きに置くと後方に転がってしまう。
                  (後方=普通に置いたときの向き)
              • 板を収納できる箱状の枠に溝を作り、支え板を差し込んで固定するタイプ
                 →収納の際にフタになるパーツを利用することで高さを2種類設定できる。
                ・後方の転倒予防も、奥に溝を作って支え板の要領?
            • 現在使用しているシリコン皿はボウルを滑らないようにするには効果的.
              また,ボウルから別の容器へ中身を掻き出す際に,容器に合わせてボウルの高さを変えたいというニーズがあった.

              そのため,ボウルを固定するためのシリコン皿を活かしつつ,
              ボウルから掻き出しやすいようにすることに加え,ボウルの高さを変えられるよう,重箱風の台の作成を考えた.

          • 板でボウルを支える補助具をデザイン.
            • 2枚の支え板と本体、ふた兼補高台の4つのパーツで構成
            • 本体には板を固定するための溝が作ってあり、ここに2枚の支え板を差し込んで使用する

            • ふたを逆さにすると本体の底の出っ張りにはまるようになっており、これで補高台としての用途を果たす
            • 収納の際には本体に2枚の支え板を重ねて入れることができる。4つの💛が、支え板が大きく動いてガタつくことを防いでくれる。
            • ふたは本体と入れ子構造になっており、ふたをすると厚さおよそ30㎜の平べったい形となり収納スペースを節約できる。

            • 支え板は時間短縮のためDIY向けのアクリル板(5㎜厚)をカットして使用
            • 本体、ふたはPETGにて3Dプリント
          • アイディアスケッチでも出た案でも挑戦。
            武川さんがお菓子作りで使用しているシリコン皿を活用したモデル。ボウルの角度が90°に近くなるように受け皿自体に角度をつけました。角度は15°で進めることにしました。
            • 武川さんの私物でもともとおかし作りで活用していたもの。10年前にニッサンからのサービス品で手に入れたもので同じものは手に入れにくい。
              皿の大きさ・シリコンの質感(グリップ)・縁のシリコンの厚みの程度などから大きなボウルを固定させるにはジャストフィットで相性抜群。
              ①大きなボウルの固定
              ②大きなボウルを傾斜させる
              ③中ぐらいのボウルの固定(で生クリームをミキサーでかき混ぜる時に隙間に氷を入れて安定させて使用)
              もともと①〜③の用途で使用していた。

              しかし、大きなボウルから高さのある容器(10㎝ぐらいのシフォンケーキの容器等)にタネ(ドロドロの半液体)を移す際には、高さが足りなくて困っていた。
            • スチロールブロック?(正式名称不明)で模型を製作した。
              始め30°傾斜の案も出たが、15°傾斜で試作。
              2段に分けた理由:高さのある容器にタネを移す際には2段で使用して高さを出す。高さがそれ程要らない時には1段での使用も可能。また、下の段に細工をして、他の小さい容器の固定器(様々な容器、例えばジャムの瓶等)としての利用も視野に入れたため。
            • 試作品②(模型)の使用感は上々
              傾斜角度もボウルの上縁の傾斜角度がMAX80°程度まで傾斜させてもある程度の安定性が保たれた。
              武川さんに模擬動作をしてもらったところ、この角度があればタネを他の容器に流し込むことが可能とOKが出た。
            • 大きなボウルの固定機能・高さ調節機能・角度調節機能については粗方目星がついたが、武川さんと話をしているうちに他のサイズの容器も固定したいという希望が追加となる。
              ◯中ぐらいのボウル(やや細長い)
              ◯赤白の小さいボウル
              ◯透明な耐熱カップ

          • ボウルの固定:プロトタイプ案2(スチロールブロックで作成)および3(TPUで作成)での道具の使用で可能.

            (当初の課題)
            ボウルから生地を掻き出す動作:ほとんど掻き出すことができ,今回の道具を使用する前よりも綺麗に掻き出すことができた.

            (新たな課題①)
            ・ボウルの注ぎ口と容器との距離が近いため,容器に生地がくっつきそうになっている(動画58秒付近).
            (改善策)
            ・傾斜角度を大きくする.ただ,傾斜角度を大きくすることで,前方方向への不安定性が増すため,傾斜角度は要検討.

            (新たな課題②)
            ・中ボウルから大ボウルに卵黄を注ぐ動作(動画39秒付近)が難しかった.そのため,中ボウルを下方に向けて固定したい.
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          References

            Usages

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