私たちのチームは、海洋問題、コミュニティ、いじめ問題など、メンバーそれぞれが異なる課題に関心を持っていた。そこで、ブレインストーミングを通して何度も話し合いを重ね、「鎌倉にはどのような問題があるのか」をメンバー全員で真剣に考えた。その結果、「鎌倉を綺麗に保ちたい」という共通の思いにたどり着いた。この思いを出発点として、具体的な課題の特定に取り組んだ。
- 鎌倉を綺麗に保つにはどうしたらよいのか話し合った結果、私たちは「ポイ捨て」に注目した。さらに鎌倉にはゴミ箱が少ないという現状を踏まえ、「ゴミ箱を増やすのではなく、容量を増やせばポイ捨ての減少につながるのではないか」という仮説を立てた。
- この仮説をもとに、観光客が多い小町通りではポイ捨てが多く、ゴミ箱が少ないため一つのゴミ箱にゴミが集中してしまい、ゴミが捨てられないという状況があると考えた。そこで、忙しい小町通り店舗をターゲットとし、店側がゴミ袋を交換して対策するのではなく、来店客自身がゴミを圧縮することでゴミ箱の容量を増やすプロダクトを考案した。どのようにすれば来店客が主体的にゴミを圧縮するのか検討した結果、ゲーム性が必要という結論に至った。そして完成したのが「ミニトラッシュクラッシャー」である。これはハンマーを使ってゴミを圧縮し、その力をネオピクセルライトで可視化することで、他の客や友人などと競うことができる仕組みである。

- ミニトラッシュクラッシャーの需要が本当にあるのかを確かめるために小町通りのお店に実際にインタビューを行った。その結果、ゴミ箱の交換頻度は1日約一回でゴミ箱の容量に困っている様子は散見できなかった。さらに、小町通りを観察したところポイ捨ては見られず、、ゴミが一つも落ちている様子も確認できなかった。また、ゴミ箱が設置してされている店舗では店内奥に置かれており、溢れかえっている状況もなかった。これらの結果から、当初の仮説とは異なる実態が明らかとなり、ミニトラッシュクラッシャーの需要は全くないことに気付かされた。
- 鎌倉のゴミの清掃の実態を把握するために、毎週土曜日の朝8時から活動している「ヘイセイズ」の方々と共にゴミ拾いに参加した。さらに代表者である上岡さんにインタビューを行った。その結果、①人通りが少ないところにゴミが捨てられている。②若い世代が来ない世代を超えた交流が少ない。③タバコのゴミが一番多いという3点が明らかになった。

- 私たちが当初立てた仮説は適切ではなく、ヘイセイズやインタビューを通して、鎌倉におけるゴミ問題の実態はこれまでの想定とは異なるとなるものであることが明らかになった。その結果、どの課題に焦点を当てるべきか分からなくなった。そこで私たちは、ヘイセイズで得た知見の中でも、若い世代や新しいメンバーの参加が少なく、世代を超えた交流が不足しているという点に注目した。さらに、若い世代の中でも特に小学生に着目し、ベルマーク集めの経験に着想を得た。そして、ペットボトルのラベルについているベルマークに注目し、ペットボトルを捨てるまでの過程に着目した。














































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