卵を守るために、衝撃を吸収して力を上手く受け流す構造はどういうものか、我々は何度も集まってディスカッションと検討を繰り返しました。その結果行き着いたのは、ダイヤモンドの結晶構造からヒントを得た、柔らかく強靭な立体構造です。
- ダイヤモンドのプロテクターなので、タイトルは「D-TECT」美しいキレイな卵の入れ物を目指しました。画像:https://pixabay.com/
- ダイヤモンド結晶は、炭素原子がこのように結合した立体構造になっています。画像:https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Diamant21.png
- ダイヤモンド結晶構造に力が加わった時に、どのような応力分布になるのか計算しました。上部中央に4箇所、力を加えたところ、下の層にゆくに従って力が分散して、上手く力を受け流せていることが分かります。
- 比較のために、普通の格子構造に同じく力を加えて計算しました。上部中央からまっすぐに、分散することなく力が伝わっています。この構造だと、卵に直接力が加わってしまうことが分かりました。
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