3Dプリンターの積層痕を消す作業における精神性
車のボディを3Dプリンターで成形したあとは樹脂の積層痕が目立ちます。そのためパテやサーフェイサーを塗り、紙やすりで研磨作業を行います。
パテ埋め作業は地味な上に乾燥に時間がかかるので、最初はイライラしながら磨いていましたが、3台目の積層痕を消す作業のあたりで、この作業がとても精神的な作業に感じられました。
作品の体験の邪魔になるものは排除しなければなりません。3Dプリンターの積層痕は作品の体験の妨げになるため、可能な限りパテ埋めで消す必要があります。パテ埋めしたボディを紙ヤスリで削るたびに作品の完成に近づいていることを実感して「ああグルーヴの神に近づいているなぁ」と思うのでした。