ファブ3Dコンテスト2016:カテゴリー3:近未来型プロポーズ

Created Date: 2016-10-25/ updated date: 2016-11-05
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    Summary
    普段はいわゆる「ゴミ」となるサポートですが、造形物(ABS)のサポートを除去する際に、「ビリビリッ」と手で綺麗にサポートが剥がれることから、「気持ちいい!これは何かに使える!」と思いました。
    そこで思いついたのが、「サプライズを目的としたハガキ」です。
    人生の中で最高のサプライズのシチュエーションと言えば、やっぱりプロポーズ!
    そう!3Dプリンターでプロポーズしちゃいました!
    はがきのメッセージ側にサポートを持ってくることで、サポートを「プライバシーの保護」と「サプライズ」の役割にしました。
    又、ハガキの造形中にあらかじめ3Dプリンターで造形していた指輪をハガキの中に封印しました。
    近い未来、3Dプリンターは価格もどんどん低下し、パソコンや携帯電話と同じように必ず一般家庭に普及するでしょう。そうなれば、このようなハガキ、サプライズが当たり前になってくるかもしれません。
    「ゴミまで活用する=ある意味3Dプリンターの限界!?」、そして、「誰もが簡単に出来るけど、今は無い」内容にこだわりをもって作品を制作しました。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • パーソナル3Dプリンターの使用が原則となっているのですが、光造形方式の3Dプリンター(ML-48 株式会社ムトーエンジニアリング)が業務上どうしても空いていなかった為、泣く泣くインクジェット方式の3Dプリンター(EDEN260VS Stratasys)を使用しました。 光造形でも綺麗にできる為、全く問題無いと思います。
            • まず宛名面を作成します。 ハガキを出したい相手の住所、名前を3DCADで記載してください。 私はサプライズ感を重視したので、宛名面に名前を入れませんでした。 ハガキの肉厚2㎜。文字深さ0.5㎜としました。
              • 次にメッセージ面を作成します。 ここはあなたが伝えたい思いを素直にぶつけてください。 ここも文字深さ0.5㎜としました。
              • あらかじめ造形した指輪を入れる部分を作成します。 指輪を入れ込む際に邪魔にならないよう、サポートを極力少なくする必要があります。 ですので私は、ドーム状の形状にしました。 サイズは作成した指輪のサイズに合わせてください。
            • FDM方式の3Dプリンター(H800 AFINIA)を使用しました。 メッセージ面全面にサポートを張らせたい為、メッセージ面を接地面とします。 又、指輪を入れる箇所のサポートを極力少なくする為、サポート角度を「10度」とします。サポートを手で簡単に剥がせるようにしたいので、材料は「ABS」を選択します。
              • 指輪を入れる箇所の造形が指輪の高さ以上になったところで、 3Dプリンターの一時停止ボタンを押し(ボタンがあれば)、指輪を投入します。 その後、再開ボタンを押し、指輪を封印させ、ハガキの完成を待ちます。
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