アクロバティック3Dプリンティングのすすめ

Created Date: 2017-10-09/ updated date: 2017-10-18
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      Blueprints

        Making

        • こんにちは

          上京して本格的にインスタグラムを始めたのですが、あげるものが日本酒とか槍とか兜なのかあまりイイネを貰えない。

          そういえば、ちょっと前に恋ダンスなるものが流行っていたので、きっと最近のブームはダンスなんだろうと仮説を立てた。

          なので、かっこよく踊ってる姿をインスタにあげてリア充の仲間入りをしてみようと思う。
          できるだけコスパ良く!

          そこで閃いたのがブレイクダンスのワンポーズを3Dスキャンし、その3Dデータで独楽を作り、回転させればあたかも自分がブレイクダンスで回転してるように見えるのではなかろうか。

          早速私は、3Dスキャナーを求めた。
            • かっこいいダンスと言えばブレイクダンスでしょ。

              と言うわけで適当にブレイクダンスの技を調べてみて、挑戦してみる技をピックアップしてみる。
              1. 6歩      https://breakdance.site/breakdance-skill#nav10
              2. スワイプス   https://breakdance.site/breakdance-skill/2#nav3
              3. 2000        https://breakdance.site/breakdance-skill/2#nav24

            • 3D ScannerをDMM.comでレンタルした。

              一泊二日で1980円からで本体を買うより安くて済むので便利。

              注意) 返却するときは佐川急便になっている。日曜日に返却するようにしていたが、日曜日に空いている佐川急便が辺鄙なところにしかなくて詰んだので返却は土曜日か平日の方が望ましい。
              1. ドライバーをダウンロードする。 https://ja.3dsystems.com/shop/support/sense/downloads
              2. 人間の方を選択する。
              3. 全身を選択する。
              4. object recognitionをONにすると対象物が黄色くなるのでスタート位置が決めやすくなる。

              スキャン中にロストしてしまう場合は、Resolutionを下げたり、colorをオフにするとロストしにくくなる。
            • senseをMacにセットして準備完了!

              明るい方が撮りやすいんじゃねってことで外に出てやってみる。
            • 自分の体を自分一人でスキャンするのは無謀なので、手伝ってくれる人を呼ぼう。

              今回は福岡から4時間かけて来てもらった。
            • いざスキャンを初めてみると、明るいところだと白とびしちゃって全然うまく撮れなかったので、そこらへんの日陰でやることにした。
              ブレイクダンスっぽい体勢になり、スキャんしてもらう。

              人気のないところを選んだつもりだったが、意外と通行人が通って恥ずかしかった。

              奥様方に「何やってるんですか?」と聞かれて説明するのに時間が削られた。

              あと、日頃の運動不足のせいか、この体勢を維持するのがかなり辛かった。
            • 3Dスキャン中は絶対に体を動かしてはいけない。

              体をうごかすと、せっかく途中までスキャンできていたのに、動いたせいで3Dスキャナーが私の位置をロストしてしまい、もう一度最初からやり直す羽目になるからだ。

              それを知ってか、2匹の蚊が私の両腕に襲いかかって来た。

              物理的な痒さと視認できているのに抵抗ができない歯痒さに苛まれた。

              外でスキャンするのを諦めた瞬間であった。
            • 3Dスキャナーでスキャンした物体はゴミやいらない部分が含まれていたり、メッシュ数が非常に多かったりすることがあるので、AutodeskのMeshmixerというソフトを使って、モデルを綺麗にし、形が崩れない程度にメッシュを減らす。

              macのトラックパッドで作業する時に便利なviewコマンド。

              ズーム : option押しながら2本指でクリックしながらスクロール
              パン : option + shiftでクリックしながら移動
              回転 : option押しながらクリックしながら移動
            • ⌘+aで全選択してサイドバーの「選択」→ 「編集」→ 「削減」でパーセントを調節してメッシュ数を減らす。
            • サイドバーの「選択」でいらない部分をクリック押しながらなぞる。

              選択された部分はオレンジになる。

              「編集」 → 「破棄」で選択した面が消える。
            • 重心の真ん中っぽいところを目視で確認し、なるべく真ん中に刺す。

              きっと、ちゃんと計算した方がいいのだろうが、敢えて適当にやって回転に個性が出たらいいなと思った。
            • 変換できないモデルはTinkercadを使って棒と連結するようにした。
              初めて使ってみたが、かなり直感的に扱うことができる。


              まず、円柱を作る。

            • そういえば、我が家の3D プリンターを紹介するのがまだだった。

              こちらはAFINIA H400。
              小型ではあるが、ABSを歪みなく綺麗に出力できる。
              コスパ最高である。

              なぜトイレにあるのかと言うと、私の家の間取りは1ルームで3Dプリンタを寝る前に動かすと、うるさくて寝れないためである。居室からトイレまではドアを二つ経由するのでお陰で大変静かになった。
            • これは3Dプリントの基本だがおろそかにしていたため罰が当たった。
              なるべくベッドとの設置面を増せるように3Dモデルを傾斜させる。

              サポート材の過信はよくないのが身に沁みた
            • 完成したモデルは自分のモデルがデカすぎてコマを回す時に指があたり、とても回せたもんじゃなかったので残りはもう少し自分を小さくした
          • 普通に回しても回転速度が早いかつ、思ったほど回転しなかったので友達のiPhoneでスーパースロー撮影してもらった。
            • 今回、アクロバティックなポーズを3Dスキャンし、そのモデルを元に独楽を生成するという実験を行った。

              結果的には、本来もつ独楽の特性である「回転を維持」する能力に欠けた気がした。

              その原因と私が推察するのは、
              1. 私自身の体の歪み
              2. ポーズを維持し続けるための筋力
              3. 独楽の重心を適当に決めたこと

              などが挙げられる。

              故に、一旦ここで筆を置き、体幹トレーニングでもしようかと思う。


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