靴を作ろう

Created Date: 2019-07-09/ updated date: 2019-07-22
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    Summary
    デジタルファブリケーション(3dプリンター)を使って靴を作ります

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • まずはじめにインソールを作成します。私の足のサイズは26,5cmですので、今回は26.5cmに合うようなインソールを作って行きます。
            • インソールをFUSION360にてモデリングしていきます。構造は単純に足の形をスケッチで描き「押し出し」で押し出していきます。
            • 次に足のかかとと土踏まずに当たる部分のインソールをします。先ほど作ったスケッチをもとにかかとと土踏まずに当たる部分に2mmほどのクッションを作ります。スカルプトにて円柱を作成して「エッジの編集」で形を整えて上の穴を塞ぎましょう。これでインソールのモデリングは終了です。
            • 先ほどのモデリングデータをもとにインソールの出力をします。私が出力に使った3dプリンターはMakerBotです。フィラメントはTPUで出力しました。工夫した点はインソールのもとになる大きな部分はinfillを20%にして少し固めに(20%にすることで出力の失敗する可能性も下げる)かかとと土踏まずに当たる部分はinfillを10%にして柔らかくしました。部分的にinfillを変えて足の踏み心地をよくしました。出力は片方の足で合計6時間ほどです。
          • インソールの次にミッドソールを作っていきます。ミッドソールはある程度の硬さを保ちつつ縦方向に柔らかく曲がらねければいきません。今回はkurf bendingを用いて3dプリンターで作成します。
            • ミッドソールのモデリングではkurf bendingをスケッチで描きます。最初に長方形ツールで1パターン描き「短冊状パターン」で横に伸ばしていきましょう。そして、インソールで描いた脚型のスケッチを「オフセット」で2mmほど大きくしスケッチを描きます。kurf bendingの部分と脚型を合わせることでミッドソールのスケッチができます。
            • モデリングができたため、3dプリンターで出力しましょう。出力時間は片方4時間くらいでした。
              出力できたら完成です。


              3Dデータ
          • 次は靴の1番下に当たるソールを作成していきます。
            ソールは3dプリンターで型を作りそこに「お湯まる君」(ポリエチレン樹脂)をはめて作成します。3dプリンターの特徴として自分の好きな型を作れることも特徴だと考えたため今回このような手法を取りました。またポリエチレン樹脂はソールにあう適度な硬さと柔軟性、弾性力、防水性、加工性がソールにとても合っていたため使用しました。
            • ソールの型のモデリングをしていきます。ミッドソールで作成した脚型のスケッチをさらにもう人周り大きくし、中をくり抜きます(底は残して)。そしてくり抜いた底にソールの凹凸部分をスケッチしていきます。
            • 描いたスケッチを「押し出し」にて押し出していきます。この時に脚型の外枠よりも2mmほど下げることであとで樹脂をはめた時に形が整うようにします。

            • モデリングしたソールの型を3dプリンターで出力します。出力時間は片方4時間ほどです。
            • 今回ソールの素材に使ったお湯丸君は80度以上のお湯に入れると柔らかくなり冷めると固まる熱可塑性樹脂です。まずはお湯丸君を熱湯につけます。
            • 先ほど出力した型に熱湯につけたお湯まる君をはめて強く押します。よく型にはまったらそのまま水をかけて冷まして固めます。これでソールの完成です。
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