既存のスイッチにかぶせることで、スイッチを外部から操作できるスイッチを考えました。
今考えられているIOTは、そのほとんどが新しい規格を策定し、新たなデバイスを作りIOT化するという手順を踏んでいる。
しかし、その中でもスマートロックと呼ばれるネットワーク上から鍵を操作・共有できるIOTは、デバイスはドアの鍵の内側にあるサムターンを利用して共通化を図っている。
- このように、意図して規格化はしていなくとも共通化されているものを家の中で探すと、電気のスイッチがあった。サムターンと同じで家の建築された年代によってある程度差はあるものの、基本的な構造である 押す という部分は変わらない。そこで、この電気のスイッチにかぶせるような形でスイッチを押す装置を作り、さらにその内部をモジュール化することでオープンソース化。外装を様々な人が自分の家にあったものを作り共有、3Dプリンターで制作しモジュールをはめるだけで様々なスイッチに対応できるようにしようと考えた。
- 今までの製品は、メーカーの中でも一部のエンジニアが製造に関しては知っていればよく、あとの人は基本的にものづくりには参加しませんでした。しかし、Fabが広がり、プロダクトに関してもオープンソース化・誰もが気軽に作れることが求められている今、ユーザーと製造者の境界は曖昧になりました。そういった今、ただユーザーが使いやすいという点だけではなく、いかに組み立てが簡単か、いかにカスタマイズがし易いかを重視してプロダクトも作っていく必要があると考え、その考えをプロダクトに反映した。図2 「ファブ社会の基板設計に関する検討会報告書 ファブ社会推進戦略~Digital Society3.0~」15p より
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