これでアルミ板を手に入れ放題! シンプルなアルミ缶切断ジグ

Created Date: 2017-10-06/ updated date: 2017-10-15
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Summary
日本のアルミ缶(直径67mm前後のもの)の、上部と下部を切断するためのジグです。
ショート缶、普通缶、ロング缶、3種に対応。
 
アルミ缶は上部と下部を切断すると、筒状になり、その筒を縦に一箇所切断すれば板にできます。
 
板になったアルミ缶からは、波板(屋根や壁に使える建材)が作れます。
アルミ缶はタダでもらえるので、最近わが家にやって来た、ヤギの「ナルホド」の小屋の屋根材をアルミ缶から作ることにしました(※Usage参照)。
 
タダで手に入るのに、幅広い利用法のあるアルミ缶。
このジグは、家庭や街のゴミを減らし、日々の消費動向を変える一助として作りました。

Memo

廃棄物からものを作ること

posted by Tender-dynamiclabo on October 12, 2017
このアルミ缶切断ジグは、一見すると地味なものづくりです。

単体で面白いわけでもないし、何か全く新しいものが提供されるわけでもない。

しかし私としては、デジタルファブリケーションの意味はこういうところにこそあるんじゃないかと思って、ファブ3Dコンテスト2017出品作としました。

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というのも、今日まで私たちが文化的に継承してしまった刺激を提供するようなものづくりは、資源の潤沢に見えた70年代まではそれでも良かったのかもしれません。

しかし、地下資源はもはや枯渇し始め、素材を使うことそれ自体が次代からの搾取となってしまう今日においては(そしてそれは、絵空事ではなくもはや自明の理であると思われる)、わざわざテクノロジーを使ってやることが、はたして「新しい技術と道具を使って、新しい刺激を開拓し、新しい消費動向を増やす」ことなんだろうか? と私は思うのです。

環境学者ドネラ・メドウズは80年代に、当時のスーパーコンピューターを使って試算し、文明があと100年存続するために必要なのは、

・全世界で出生制限を2人までにすること、
・「世界最貧国の暮らし+10%」に生活水準を留めること(=具体的には日本の昭和30年代程度の暮らし)
・そして、すべての技術を汚染の防止に向けること

と発表しました。

この3つのうち、初めの2つは、人や状況によっては具体的に難しいこともあるでしょう。

しかし3つ目については、個々人が、個々人の生活なりに持てる技術を汚染の防止に振り向けることは、十分に可能なはずです(そして私たちは、その暮らしを何万年も続けてきたはずです)。

その時に、技術や、知恵や、道具、それから仲間ときっかけを提供するのが、2000年代に隆盛するファブラボの役割なんじゃないでしょうか。

このジグは、ごく簡単な道具です。
ただ、この道具が一つ家にあるだけで、アルミ缶はもはや「ゴミ」ではなくなります

「道具」の意味は、本来そこにあるのではと思い、このジグを作りました。

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