今回は、「はれやかな目覚め」をテーマにものづくりをしなければならないんだった…。

何を作るか考えないと。

このテーマ、よく考えると難しくないか？

「はれやか」ってなんだ？

「目覚め」って朝起きるだけか？

なにかに目覚めるってこともアリかも。価値観が変わることも「目覚め」かも。 

考えれば考えるほど迷子になってきた…。

こんなときは、やっぱり言葉通りシンプルに、朝起きた時の「はれやかな目覚め」を考えよう。

最近、うちの子どもが、朝起きるときにぐずる。学校が嫌いというわけではなく、とにかくさくっとおきれないらしい。今回のテーマにピッタリの被験者だ。…

低血圧なんだろうか？

確かに、私も妻も血圧は低い。特に私は、毎年の健康診断で血圧を測るたびに下がっていく。このままいくと数年後に血圧がなくなるぐらい下がっている。彼も私達に似て低血圧なんだろうか。

血圧が低いと朝が弱いんだろうか？

…色々読んでみると、低血圧だから朝が弱いというわけではなく、低血圧の人は自律神経の動きが十分でないからこそ起きれないということらしい。

多分、こっちの方向ではない気がする…。何を作ったほうがいいか全くイメージできない。 

もう、いっそのこと被験者の子ども本人と話して考えよう。

父「最近さー、朝なかなか起きれないよね。どうして？」

子「うーん、わからない」

父「じゃあさ、どうしたら楽しく起きられる？」

子「うーん、わからない」

父「起きるとき楽しかったり、起きようと思う目的があったらさくっと起きられる？」

子「…

わかっていれば、本人もとっくに起きている…。聞き方を変えよう。

父「今、一番テンション上がるときってどんなとき？」

子「デュエマのカードでいいカードが出たときかな」

父「ああ、ガチャとかでいいものでると嬉しいもんね」

うん？ガチャ…。

ガチャガチャだ！そうだガチャガチャだ！

何かがしっくりときた。

子どもにも聞いてみた。

父「朝起きる時間になったら、ガチャガチャのカプセルが頭の上に落ちてくるってどう？」

子「えー。痛いじゃん。」

父「でもさ、パパが前の晩にいろんなところに、宝らしきものが隠されていて、その場所がわかるヒントが書かれたカプセルが一日一回、…

意外と行けそうな感じになってきたぞ。

早速、仕組みを考えていこう。

シンプルに考えるとこんな感じかな。

ガチャガチャを作って、それは手動ではなく自動で回ってカプセルが出る。出たカプセルが頭の上に落っこちてくる。ガチャガチャは目覚まし時計と連動して動く…。できそうだ。 

前から気になってたけど、ガチャガチャってランダム性があんまりないんだよな…。

だってカプセルの順番決まっていて、どのタイミングで引くかだけな気がする。

作るなら、毎朝引くときにカプセルがランダムに落ちる仕掛けにしたい。

既存のガチャガチャではなく、こんな感じのほうがはたから見て面白かもしれない。…

意外と難しい。イメージだけで挫折しそうな空気が出てきた…。

まだ作ってないのに、この煮詰まり感はなんだ？

ちょっと他の構造考えてみよう…。

ボールが動いてランダム性があるものって世の中に何があるんだろう…。

「パチンコ」「ピンボール」「ボーリング」うーん。ピンとこない。

?!「観覧車！」これは……

こ、これじゃないか。縦に回さない。横に回す。回す回数でランダム性を出す。頂上のボールが落ちる。顔に当たる。

つ、作れそうだ。

見た目も大きな時計版みたいだし。笑

枕元にあったら楽しそうだ。はれやかな感じだ。

子どもにも聞いてみた。

父「ガチャガチャ目覚ましシステムなんだけど、いろいろ考えた結果、…

きまった。これで行こう。早速、作るための材料を考えよう。

いろいろ必要になりそうだ…。工具もほしいな。

とりあえず次回は、手を動かそう…。

こんなに書いたのにまだ手が動いてない。これでいいのか？私。