総桐製のDSPポータブルラジオがあったら面白いだろうというイメージとツマミも桐製にするなど自然観をどこまで出せるかに挑戦してみることが第一の目的です。くわえて端材などの中途半端なものをどこまで味わい利用つくせるか実際に作って確かめるのも目的です。
FUJIMOCK RADIO (FUJIMOCK 2014)
Owner & Collaborators
License
FUJIMOCK RADIO (FUJIMOCK 2014) by koujiimura is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial-ShareAlike license.
Summary
市販の家電やラジオは大抵プラスティックや金属の箱で出来ていて温かみや親しみがあまり感じられませんでした。そのような中、FabLab鎌倉の代表ゆうかさんから木でラジオを作ってみたらとのご提案をいただきました。何日かあれこれ思案していると、FabLabつくばに来ておられたお客様から製作中に出た桐板の端材を数枚いただきました。手に持ってみると軽くて暖かく調度いい大きさです。これなら手のひらサイズのラジオが出来そうだとひらめきました。おまけに端材利用ということでリサイクルにもなり一石二鳥です。ただ作るだけでは面白くないので、中身は最新デジタルデバイス、外はナチュラルウッド、製作はデジタル工作機械と純粋手仕事のコラボレーションと決め始めたのがFUJIMOCK RADIO (別名IMURADIO This is named by Yuka)です。
日常でAM,FM放送がごく普通に聴けるところが気に入っています。
写真は固形石鹸風の第1弾(FUJIMOCK FESより写真転写)とマカロン風の第2弾の2種類です。
日常でAM,FM放送がごく普通に聴けるところが気に入っています。
写真は固形石鹸風の第1弾(FUJIMOCK FESより写真転写)とマカロン風の第2弾の2種類です。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- ラジオの大きさは10cm程度と決めました。調度手に乗る程度が心地くかわいらしいと考えて設計しました。桐板(1cm厚)の端材がカツカツこの大きさだったというのも理由です。 このサイズの中に入れるラジオ部品極力小さくする必要があり、高性能、低価格、小型のDSPラジオ部品を選びました。
- 販売元:aitendo 型 式:DSPラジオモジュール [DSP-RADIO-M] これに電池、スピーカー、アンテナ、ボリューム、切替スイッチ、電線、抵抗、コンデンサ少々です。 全てaitendoからネット調達できます。 (写真提供 FabLab鎌倉)
- 2D-CADで桐板のカッティングテータを作成しコーレル・ドローに流し込んでEPILOG(60Wレーザーカッター)で切り出しました。ラジオ本体は4枚板を重ねて作ります。内1枚が蓋です。着脱可能とするために割り箸2本を板に刺してそれで蓋をとめます。蜂の巣穴はスピーカ用です。
- いきなり完成です。(製作工程の詳細写真を撮り忘れたためこうなりました。ごめんなさい。) 蓋を開けると単三電池2本がほとんど占領しています。DSPラジオユニットはソバのような配線に埋もれてよく見えません。チョット詰め込みすぎました。蓋は板に植えた割り箸2本に突き刺し固定です。
- 最初に作ったのが、固形石鹸風の第1弾です。 中身はテープや配線が無秩序に散乱していてお恥ずかしい限りです。赤いDIPスイッチを切替えると短波放送も聴けます。普段はFMに設定しています。ツマミが3つあるのは少々煩いと思い第2弾では2つにしてAM/FM切替をスライドスイッチにしました。
- 第2弾はツマミを2つにして本体の上面にもっていきました。 回路も出来るだけ単純にしました。 手の中にすっぽりと入るよう丸くしてみました。 おかげで横倒しにして転がすことも出来るラジオになりました。 今回は表面に蜜蝋を塗ってみましたが、第3弾は拭き漆でトライしてみようと思います。
- (1)杉、ヒノキ、松など他の木材で作ってみる。 (2)ラジオ以外の家電製品を木で作ってみる。 (3)こんなのまで木製?というものを作ってみる。 (4)表面仕上げとして拭き漆やニスなども試してみる。 (?)第2弾のラジオにセンス良く文字を入れる。
以上、木の可能性をもっと探求してみたいです。
Comments