【テストピース直交表実験の再現性の考察】
10月26日の再現実験でS/N比の利得の再現性が無かったことに関する考察。
<再現性が無かった理由(推定)>
・制御因子間の交互作用が大きかった。
⇒「D:テーパ比率」「G:各横穴設置角度」に関しては要因効果図が合っていない。(交互作用大)
⇒水準ずらしが適切でなかった?
・落下試験治具自体の計測に対するバラツキが大きかった。
・動特性での評価が上手くいっていない。
⇒加速度センサの性能が実験に求められる性能よりも低かった。
⇒そもそも今回の実験は動特性で評価すべきでなかった?
※データを動特性ではなく静特性の望小特性のS/N比で再計算した結果、
1dB程度のズレの比較的高い再現性が得られた。(上図1参照)
⇒望小特性の要因効果図(上図2)より「D:テーパ比率」は、水準1よりも
水準2の方が特性としては良いことが読み取れる。
上記の考察より、「D:テーパ比率」の選択が動特性での再現性に影響した可能性が高い。
よって、テストピースの本当の最適値は、
『A2・B1・C1・【D2】・E1・F2・G3・(H2)』
「端面」・・・・・・・・R付き
「突起の長さ」・・・・・50mm
「半径」・・・・・・・・15mm
「テーパ比率」・・・・・【1/2:1】
「突起内部穴径比率」・・0.25倍
「横穴数」・・・・・・・3個
「各横穴設置角度」・・・180度
だったと推測される。