ウォーターガイドスタンド「バンザイくん」(一人で手洗いウォーターガイドVer.3用)

Created Date: 2018-10-16/ updated date: 2018-10-17
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Summary
蛇口に取り付け水を手前に流すウォーターガイドを置いて乾かせるスタンド。
手を洗う練習を始めた息子のためにウォーターガイド製作してきたが、最近手洗い後ウォーターガイドを取り外してしまうようになった。
そこで取り外したウォーターガイドを置くためのスタンドを製作した。
(これまでのウォーターガイドの製作過程についてはForkを参照いただきたい。)
忙しい日常の中で、息子が手を洗えたことに対してポジティブなフィードバックをしっかりすることは時におろそかになる。
大人になって手を洗う時、息子にとってその行動が無意識のうちに楽しいものであってほしい。
そのために今私にできることは何かと考えた時に、バンザイくんが生まれた。
「バンザーイ!きれいに手を洗えたね!気持ちがいいね!」
忘れずにそんな気持ちを共有できるように、手を洗った後にバンザイくんが一緒に喜んでくれる。
(ウォーターガイドの作り方は「一人で手洗いウォーターガイド Ver.3」 https://fabble.cc/yoshiokakanoko/waterguide-3 を参照。)

Memo

育児Fabにおける超高速プロトタイピングとそれを可能にする環境を考える

posted by YoshiokaKanoko on October 17, 2018
8月半ばからここまでの約2ヶ月、息子の手洗いにまつわるものづくりしてきたが、腰を据えてアイデアを考えたり、ゆっくりデザインを練ったりする時間はなかった。
合間に考えて、できる限り手近にあるもので今すぐ作る。
でももう少しFAB施設が身近にあればと思うことがあった。
作る環境がなんとかならないものか、2ヶ月を振り返り考えた。

■育児FABは超高速プロトタイピングが必要だった
そもそも1歳児との生活は慌ただしいく製作時間が取れない。特に手洗いは1日に10回近く行う行動だったので、問題解決を週末まで待ってはいられない状況だった。今作って今使いたい。超高速プロトタイピングが求められる。
また息子は日に日に成長する。ものを作って一旦問題が解決しても、次の日にはまた新たな問題が発生したり、また解決したりする。

■FAB施設と育児FABが遠い
そんな中で今回スタンドをモデリングして3Dプリンターで出すという方法を試した。
慣れないモデリングに一晩かかった。3Dプリンターがあるファブラボ北加賀屋へは片道1時間かかる。久しぶりの3Dプリンターはデータを修正しつつ思う出力をするのに4時間かかった。ラボに行く日は半日夫に息子をみてもらった。息子をみてもらえたのは本当にありがたかったが、全体的に時間がかかりすぎている。超高速プロトタイピングが必要な育児の現場と高速プロトタイプを可能にするはずのFAB施設は思いの外、離れた存在に感じた。

■どうしたら育児FABできるか考える
もっと近所にFAB施設があったら理想的だ。息子と買い物に行きがてらFAB施設によって出力を出して、帰りがけに取りに行けたらありがたい。
商業施設にキンコーズのような3Dプリント出力サービスショップがあってもいい。
ネットでの出力サービスも可能性としてはいいのだが少しタイムラグが生じてしまう。

もしくは託児付きのFAB施設あったら、4、5時間子供を見てもらっている間に集中してものづくりができるかもしれない。
託児付きでなくても、同じような思いの人が3人くらい集まれば、共同でベビーシッタースポットでお願いするというのもありかもしれない。子供を見てもらう場所が必要になりそうだ。

また児童館や子育て支援センターのような場所に、デジタルファブリケーション機器があったらどうだろうか。子供が遊んでいるのを少し離れた場所で見ながら出力できる。
時にはその機材を使って、その場でワークショップが行われたりする。
実際近所の子育て広場では毎月子供の名札作りワークショップが行われていたりする。
刺繍ミシンやカッティングプロッターあたりからなら今ある施設にも入って行きやすそうだ。

■3Dプリンターおばさんとかいたらどうだろう
もしくは3Dプリンターを所有して、3Dプリンターおばさんになる。
公園や子育て広場に時に3Dプリンターを担いで現れる子連れの3Dプリンターおばさん。
おばさんは子供を遊ばせながらなんか作っていたり、頼むと出力してくれたり、ワークショップをしたりする。
施設ではなく、人に機材が付いてくるというのも可能性を感じる。
3Dプリンターがあれば、私も3Dプリンターおばさんになれるかもしれない。

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