#5 EYE SHOW

Created Date: 2023-04-15/ updated date: 2023-12-28
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    Tools

      Blueprints

        Making

        • 3歳の時に筋ジストロフィーの診断を受け、10年以上寝たきりの生活が続いている。
          現在、様々なデバイスを介してわずかに動かすことのできる左手母指、両足母指、頬、視線を使って高難度のPC操作による音楽制作、ゲームやドローン操縦を行っている。
            • 30歳代男性
            • 筋ジストロフィー症
            • 僅かに動く左手母指、両足母指、両頬、視線によりスイッチ類を操作し、PCを自在に操る
            • 発声でコミュニケーションが可能(拡声器使用)
            • 人工呼吸器装着
            • 姿勢保持に要介助
            • 自薦ヘルパーで一人暮らし(24時間2名体制)
            • 疲れやすく続けての外出は難しい
            • スイッチ類のセッティングに時間がかかる
            • 機会がない
            • W/C上でDJをやったことがない
            • ライブを一緒に組み立てる人的環境がない
        • DJ KAJIYAMAによる音楽ライブ開催へ向けた歩み
          • DJ KAJIYAMAが実際どのようにPCを操作し、音を生み出しているのかデモンストレーションを実施。
             PC操作用機器:インターフェース_HeartyHID24頬_接点スイッチ×2、足趾_センサースイッチ×2、視線_tobii eye tracker5
            使用ソフト:Ableton Live(音楽制作ソフト)

          • ライブで何がしたいか、何故ライブがしたか、ライブに求めることについてディスカッションを実施。
            事前に作ったものではなく、より臨場感のあるライブ演奏をすることで、気持ちよくなりたいとの思いが聞かれた。
          • ライブを遂行する際の機器構成等を見える化し、それを基に役割分担を決定。
            チームメンバーの強みを活かし、以下の構成で映像、照明を組み合わせた音楽演奏を行うこととした。
            音楽制作・演奏:DJ KAJIYAMA
            楽器演奏:MATSUO
            映像操作:JONATHAN
            演者カメラ操作・設定:ISHIKITA
            映像制作:DELPHINE
            照明・機器設定:KOYANAGI
            スイッチ設定・姿勢調整:ABE、NISHIDA

            パフォーマンスの流れとして、①穏やかな雰囲気で始まり、②アシッドな雰囲気で盛り上がり、③再び穏やかな雰囲気で終わる、という3部構成とすることとした。楽器は、ハーモニーではなく不調和な音で入ることをイメージした。
          • DJ KAJIYAMAは自宅にて音楽制作、他メンバーは会場で映像編集&機器設定を実施
            使用機材:AAGI(ジェスチャインタフェース)、PC、音響ミキサー、オーディオインタフェース、DMXインタフェース
            使用ソフト:Abelton Live、MAX(音響映像プログラミングソフト)
          • 音、照明、映像の接続とセッティングレイアウトを確認
            DJ KAJIYAMAのインスピレーションが更に沸き、ブラッシュアップされる

            また、よりライブ感のあるパフォーマンスを重視して、最後の「おまけ」のような形でジャムセッションタイムを設けて他のミュージシャンも演奏に参加してはどうかということになり、楽器演奏者を他にも探すこととした。
          • セッティングの時間短縮を目的として、足趾のセンサースイッチをAAGIに代え試用
            本番の照明下での反応性が懸念されたが、この時点で照明との適合を確認することができなかったため、本番直前のセッティング時に確認することになった。
          • 当日機材トラブルにより、急遽発表の順序を最後に変更することとなった。
            PCによる音楽演奏と、楽器演奏の音色やイメージを確認した。
        • スイッチの適合が不十分な中、本番を迎える状況になり、結果、従来に比べセッティングに要する時間が延長してしまった。今後、同じように新たなスイッチを導入する際は、事前の練習や試用を繰り返し行った上での導入を計画していく。
          今回以外で開催する手段や機会の創出に向けた継続したチーム作りを検討していく。
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