アイデアを伝えるトレーニング Fabble編(FABSTEPS授業レシピ)

Created Date: 2018-04-20/ updated date: 2018-05-31
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    Summary
    ものづくりのプロセスでは、ものをつくる・完成させることを前提としながらも、その過程を記録し他者に伝えることも同じくらい重要です。これからものづくりをするにあたっては、このFabbleの使い方レシピを参考にして常に記録・発信することを意識していきましょう。 【このレシピの目標】
    1.Fabbleの基本的な使い方が理解できる
    2.Fabbleを使った発信に必要な情報の集め方がわかる

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • ものづくりのレシピ、一連の流れを共有するオンラインドキュメンテーションサービスです。
            • Fabbleは、1ページにあらゆる情報を盛り込むことができるというメリットがあります。文字や画像はもちろんのこと、設計図やデザインをアップロードすることができます。また、YoutubeSlideShareなどの外部サービスを利用することで、情報量を格段に増やすことができます。
            • ・ドキュメンテーション
              他者に伝えるために、情報を文書によって整理することができるようになります。
              「文書」と示しましたが、図や動画なども使うことが想定されています。

              ・プレゼンテーション
              他者にこれまで自分がたどってきた制作の過程や、つくりかたについて話しながら説明することができるようになります。
          • Fabbleではものづくりの一連の流れは「プロジェクト」と呼ばれます。
            ここでは特徴的な3つのプロジェクトについて紹介します。

            同じFabbleを使っていても、情報量や表現の仕方には個性が出ることがわかりますね。
            • 彼女の作品はアニメーションです。アニメーションに登場するキャラクターを自分でモデリング(設計)し、3Dプリンタで出力、アニメーションを制作するまでの過程を端的にまとめています。

              不思議な鏡 by Sayuri Kisou
            • 制作過程をプレゼンテーション動画にまとめている点が特徴的。初めてこのプロジェクトを知った人を惹きつけるインパクトがあります。レシピでは作り方を段階的に丁寧に解説しています。順をおって作業すれば、誰でも同じようにものづくりができそうです。

          • 良いプロジェクトをつくるには、何よりも情報を集めることが大切です。どんな情報を集めていけばいいのでしょうか。
            • 自分が何を考えたのか、チームでどんなことを話し合ったのかという「記録」や、感じたことやアイデアなどの「メモ」など、あらゆる情報を記録しておきましょう。
            • 手描きのアイデアスケッチやワークシート、デザイン画などを保存しておきましょう。あとで掲載しやすいようにスキャンできると見やすいですが、難しければ写真に撮って記録してもよいでしょう。
            • 話し合いの様子から、モノを組み立てたり試作している様子、ちょっとしたメモまで、あらゆる経過をこまめに写真で記録しておくようにしましょう。スマートフォンやタブレットのカメラ機能を使うと簡単です。
            • 実際にモノを動かしたり、使っている様子を知らせるには動画が便利です。Youtubeにアップロードすると、より簡単にFabbleに掲載することができます。
            • あらゆる情報を集める
              「うまくいったときのことだけ記録しておこう…!」と思っていませんか? 実はうまくいかなかったとき、試行錯誤しているときの過程が次のステップのためにはとても重要です。発表するかどうかはさておき、積極的に記録に残しましょう。

              情報を集めておく場所を決める
              せっかく集めた情報も、どこに保存したかわからなくなると意味がありません。Google DriveDropboxなどのストレージサービスを使うと、いろいろな場所で作業をするときにも便利です。
            • ものづくりの一連の流れを記録したページを「プロジェクト」といいます。 基本的にはひとつのモノに対して、ひとつのプロジェクトを作成します。具体的な方法は、下記リンクの「3.プロジェクトを作成する」を参考にしてください。
              Fabble Tutorial 
            • Fabbleは大見出し「State」と小見出し「Annotation」で構成されています。
              それぞれの項目に対して文章や画像、動画で説明を加えていきます。

              詳しいやり方は本レシピの続き、あるいはFabble Tutorialを参考にしてください。
          • 1 つのプロジェクトは、 Recipe (レシピ)と Memo (メモ) という 2 つの記述形式から成り立ちます。
            • Recipe にはモノづくりの手順と、それに必要な材料(Materials)・道具(Tools)・設計図(Blueprints)を記述します。
              ここに書かれた手順はいずれ他者に Fork(あるものを元にして別のものをつくること)され、新たなプロジェクトの種となるかもしれません。
            • Memo には制作の様子や制作メモなどを記します。モノづくりの背後にある物語を記録し、共有することが Memo の役割です。
              なぜこれを作ろうと思ったのか、やってみてうまくいったこと・うまくいかなかったことなど、制作の途中途中で書いて、作っていく時間や判断を共有しましょう。
          • レシピは、モノの状態がどうなっているかを示す State(状態)の連続で成り立ちます。ある状態から次の状態に至る手順は、 Annotation(注釈) として記します。
            または単に State を大見出し、Annotation を小見出しとして使うこともできます。

            • State と Annotation には 140 字の字数制限があります。
              効果的に伝えるためには、簡潔な文章に、写真・スクリーンショットなどの画像や YouTube の動画を併記するとよいでしょう。
            • 文章には、太字・斜体・下線・リンク・箇条書き などの装飾を利用できます。
            • State の順序は「Change Order」ボタンで入れ替えることができます。
              State と Annotation の変換は、「Convert to State」「Convert to Annotation」ボタンを利用します。
            • レシピの最後には、Usage として制作物の使い方を記します。
              ムービーを撮影して掲載すると効果的です。
            • 記述中に「材料名」「道具名」「設計図データ」が登場することがあれば、マークアップツールを使い、 "Material", "Tool", "Blueprint" に割り当ててください。それぞれファイルをアップロードし紐づけられます。これらは自動的にレシピ上部にリストアップされます。
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          References

            Usages

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